結婚

同じ日本でもこれだけ違う!ご当地ウエディングスタイル

「地元のものを取り入れたご当地ウエディングがしたいんです」そうおっしゃる新郎新婦さんは意外と多いです。

ご祝儀の額が違ったり、結婚式にカマボコが必須のところだったり、知らない人を呼んだり!?

同じ日本でも、「え?なにそれ!」という違いがある、ご当地ウエディング!

 

結婚式のご提案として・ふたりらしさとして、ご当地ウエディングスタイルを知ることは大事です。

この記事では、様々な県出身の新郎新婦を担当したウエディングプランナーが、特色のある各地のウエディングスタイルをご紹介します。

 

これを読めば、その県出身の新郎新婦に、ウエディングプランナーとして、出身地の特徴に合わせたご提案やサポートができるようになるかも知れません

この記事でわかること

  • ご祝儀や席次が特殊な北海道の結婚式
  • かまぼこ必須の富山県の結婚式
  • 今は派手婚じゃない?名古屋の結婚式
  • うどんが必須な茨城県の結婚式
  • 異文化の影響で独自の結婚式・長崎県
  • 陽気で楽しい沖縄の結婚式
  • それぞれの県の結婚式の特徴と伝統
  • ウエディングプランナーとして、それぞれの県出身の新郎新婦に提案・確認すること

 

ご祝儀なし?席次も逆の北海道の結婚式

北海道の結婚式の特徴は、ご祝儀ではなく会費制であること、また席次も独特であることです。

 

北海道の結婚式ベストシーズンは7月。

本州の結婚式は春が人気ですが、北海道の春はまだ肌寒いのです。

では、北海道の結婚式についてみていきましょう。

 

会費制が一般的な北海道結婚式

北海道の結婚式では、ご祝儀制ではなく会費制を採用する方が、全体の8割と多いです。

気になる会費費用相場は、17,000円前後

 

そして受付でお財布から会費を出し、渡すというスタイルなのです!

 

ご祝儀制の結婚式だと、ご祝儀袋に入れて新札で渡す…というイメージですが、北海道では数えやすくするために、お財布から直接お金を渡します。

 

そのため、ご祝儀袋も必要ないんだとか。

そしてユニークなのが、領収書をもらえることです!

 

この会費制のスタイルは、元々は明治時代に出来たそうです。

若いカップルのために、周囲がお金を持ち寄ってお祝いをしよう、という素敵な心遣いから発生した会費制の結婚式

 

会費制であるため、ゲストにも負担なく出席してもらえますね。

その代わり、お車代は基本的になかったり、引出物は一品であったりすることが多いそうです。

 

親族が上座!北海道の結婚式の席次

続いて、席次も本州とは異なります。

本州では、身内である家族が末席・新郎新婦から一番離れている席になります。

しかし、北海道では、親族は新郎新婦の席から近い上座に配席されます。

 

お客様が北海道出身のカップルの場合、席次の組み方のアドバイスで、北海道流にされるのかをお伺いした方がいいですね。

 

北海道出身の新郎新婦の場合の確認事項

  • 会費制にするかご祝儀制にされるか
  • 席次の上座は家族にされるかどうか
  • 引出物の内容

 

かまぼこがマスト!朝から湯呑みを割る!?富山県のウエディング

富山県を含む北陸三県の結婚式は、引出物が豪華という特徴があります。

引出物にかける金額の全国平均は、一人当たり6600円。

しかし、北陸三県では、なんと平均9100円と、日本で二番目に引出物に金額をかけるエリアと言われています!

品数も5品と多く、引出物に入れる中身にこだわるご家族も多いため、引出物のお打合せでは、親御様への確認が必須です。

 

その中でも、富山県の結婚式では、必ずと言っていいほど引出物でも、結婚式でも目にする細工鯛かまぼこがあります。

 

巨大かまぼこでお祝い

 

横幅なんと60センチ以上のものもある、大きな鯛の形のかまぼこは、結婚式では縁起物として、古くからお祝い事に用いられています

 

このかまぼこ、最近の結婚式では、ケーキ入刀の代わりにかまぼこ入刀をしたり、ウェルカムボードとして飾ったりと大活躍します。

結婚式後に、かまぼこは切り分けてゲストやご近所に配ります。

ちなみに、頭の部分がもっとも縁起が良いとされていて、尻尾は自分の家で食べるという文化があるそうです。尻尾の部分を他人に配る際は、「うちは尻尾の部分か」と思われないか気を使うそうです。

 

富山出身のお嫁さんを担当した際に、鯛かまぼこの形をしたケーキに入刀後、実際のかまぼこビュッフェを行いました。富山出身のゲストからは喜ばれ、名古屋出身の新郎家からも面白いと評判でした。

 

もちろん引出物でかまぼこが入るのも、富山ならではです。

 

仏壇参り

北陸の花嫁の伝統的なものとして、仏壇参りがあります。

これは結婚式に行く前に、花嫁が新郎家の仏壇にご挨拶をし、結婚の報告をするものです。

 

そして、新婦が新郎家の玄関先で、新婦家新郎家の水を湯飲みに合わせて飲み干します。

これは「一生水」や「合わせ水」と言われ、それぞれ異なる場所で育ったふたりが、その違いを乗り越え、一つになることを意味します。また、嫁ぎ先に馴染み、その家の水を一生飲みますという誓いが込められています。

新婦が飲み干した後、もう後には戻らないという決意を込めて、湯のみを地面に叩きつけて割ります。

 

この仏壇参りは、結婚式の朝に行うため、新郎家が式場から遠い場合やご家庭によって、簡略化される方もいらっしゃいます。

お打ち合わせの最初の段階でお伺いして、タイムスケジュールを組んでいきましょう。

 

北陸三県・富山出身の新郎新婦の確認事項

  • 仏壇参りをされるかの確認
  • 親御様へ引出物の確認をしていただくようご案内
  • 富山出身なら、鯛かまぼこは必須

 

うどんは必須!?船で新郎の元へ嫁ぐ茨城県のウエディング

招待人数は全国平均とほぼ変わらない69名、結婚式にかける金額は全国平均より10万円高い364万円というデータが出ています。(結婚トレンド調査より)

一人当たりへのおもてなしを重視する県では、古くからのロマンチックなしきたりが今でも残っています。

 

うどんで末永くお幸せに!

茨城の結婚式では、お料理の結びにうどんが振舞われることがほとんどです。

これは、「縁が長く、太く切れないように」という思いが込められています。

年配の方がいらっしゃる結婚式で、うどんが出てこないと不思議に思われることも多いそうです。

末永い幸せを祈る茨城の結婚式では、うどんは必須と言えそうです。

 

ちなみに、「うどん県」として知られている香川県でも、結婚式にうどんが出てきます!

 

まるで織姫と彦星!船で川を渡って新郎のもとへ

茨城県潮来(いたこ)市では、その昔水路によって生活形態が成り立っていました。

そのため、花嫁は花嫁道具を船に乗せ、白無垢を着て、船に乗り、新郎家まで渡っていくものでした。

嫁入り船と呼ばれ、なんともロマンチックな風情あるものでしたが、近年では水路が断たれ、陸路になったため、あまりお目にかかれません。

潮来市で行われる「あやめ祭り」で嫁入り船を再現したものが、毎年人気です。

 

生きてる鯉が大活躍!?

茨城県の結婚式で珍しい儀式として、鯉の腹合わせというものがあります。

なんと生きている2匹の鯉をテーブルの上に置き、最初は背中合わせの状態から、新郎新婦がひっくり返して、腹合わせにしていくというものです。

これは子孫繁栄などの意味を込めて、昔に行われていたそうです。

今はあまりされる方も少ないのだとか。

 

茨城出身の新郎新婦の場合の確認事項

  • お料理の締めにうどんをご提案
  • 嫁入り船の利用や前撮りのご提案
  • 鯉の腹合わせの儀を親御様に確認

 

愛知県・名古屋の結婚式は派手だがや!?独自の結婚式スタイル

 

「娘3人持つと家が滅びる」と言われるほど、名古屋は結婚式にお金をかけていて、派手と言われていました。

昔は嫁入りトラックと呼ばれ、豪華な嫁入り道具を入れたトラックで新郎家に嫁いでいったり、引出物は大きくてかさばるものが良いとされていたりと、かなり結婚式にお金がかかっていたそうです。

 

私自身、名古屋でウエディングプランナーをしていた時、人に会うたび「名古屋って派手なんでしょ?」と毎回聞かれていました。しかし近年では、結婚式の金額として見てみると、実はそこまで派手ではなさそうです。

結婚式の総額が、全国平均354.9万円なのに対し、東海地方は353.4万円と平均をわずかに下回っています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2019より)

今でこそ、派手ではなくなりつつあるものの、名古屋には独特の結婚式文化があると思いました。

 

引出物は独特のギフトが入る?

愛知県の引出物は3~5品で、その他地域と少し異なっています。

  • 「記念品」…熨斗(のし)に両家の苗字が入る。家と家の結び付きを表す、引出物の中でももっとも高価なものが入ります。
  • 名披露目(なびろめ)」…名古屋独自の引出物。一般的な「縁起物」の代わりに入るもの。内容も鰹節などと、縁起物と同じものを選んでOK。熨斗にはふたりの下の名前が入るのが特徴。その名の通り、新郎新婦の名前を披露し、結び付きを表すもの。
  • 「引菓子」…お家に帰った時のお茶受けとしてという意味合いがあり、日持ちするお菓子を贈られることが多い。

 

上記のように、名披露目が名古屋の引出物では欠かすことのできない存在です。

一般的に言う縁起物の位置付けですが、熨斗が特徴的です。

おふたりの下の名前が熨斗にかかることで、両家の娘息子をゲストに披露していくと言う意味合いがあります。

たまに熨斗がけが出来ない商品を知らずに選ばれた場合、わざわざ熨斗がけが出来るものに変更された方もいらっしゃるくらい、思い入れは強いのです。

 

幸せのお裾分け!菓子まき

名古屋の結婚式と言えば、新郎新婦がゲストに向かってお菓子を投げる「菓子まき」があります!

元々は新婦家の家で、結婚式の朝に近所の人にお菓子を配っていたことから始まったもの。

今では結婚式場で、階段の上などに新郎新婦が立ち、そこからゲストに向かってお菓子を撒いていきます。

 

菓子まきを希望されるお客様は、3組に1組の割合と結構多く、名古屋名物となっています。また、実際に行ってみると、意外とまく量が多く、新郎新婦は驚かれます。ゲストは、降ってくるお菓子に歓声をあげながら楽しまれています。

かなり大盛り上がりなイベントであるため、余興がわりや、アフターセレモニーで行う方が多いです。

 

出立ちの儀式

花嫁が、結婚式の朝に自分の家で花嫁支度をし、仏壇の前で両親と祖先へ「今までありがとうございました」と手をついて感謝を伝えます。それから、新郎家に向かう「出立ち(でたち)」という儀式があります。

 

結婚式場が台頭してからは、お支度の時間が早くなるなどで簡素化されていき、今ではあまり見かけない儀式となりました。

出立ちでは、新婦家でお支度をして感謝を伝えたのち、ご近所へ嫁菓子を配ってご挨拶をし、新郎家へ向かいます。

出立ちの儀式では、玄関で花嫁が使っていた茶碗を割るなど「二度と新婦家に帰ってくることがないように」という決意も含まれています。

 

名古屋メシを食べてみや!ご当地料理が人気

愛知県の結婚式では、名古屋飯がコース料理に出て、地元のお料理をゲストに楽しんでいただくことが多いです。

名古屋といえば、鰻の蒲焼をご飯にまぶした「ひつまぶし」や、平たい麺の「きしめん」、手羽元などご当地グルメがたくさんあります。

結婚式のコース料理やビュッフェで、名古屋のグルメを取り入れたお料理が出てくることが多いのも特徴です。

県内のゲストのみならず、県外からいらっしゃるゲストも名古屋グルメを楽しんでいただけます。

 

愛知県の新郎新婦の場合の確認事項

  • 引出物では名披露目は必須
  • お菓子まきをされるかご提案していくと良いです
  • 出立ちのご提案
  • 名古屋の地のものをお料理コースやビュッフェに取り入れるかご提案

 

大皿で中華スタイルが婚礼料理?大人数で盛り上がる長崎県の結婚式

ゼクシィトレンド調査によると、九州では全国で一番ゲスト人数が多い地区となっております。66.3人が全国の平均列席人数のところ、なんと九州地方では、断トツ1位の90名のゲスト平均人数!

また、結婚式にかける金額も382.7万円と、全国平均の354.9万円から約30万円も高額になっています。

大人数で豪勢に、わいわい楽しむのが九州スタイルです。

 

九州の中でもっとも豪華!?長崎のウエディングスタイル

長崎県は、大人数をご招待し、九州の中でもっともお金をかける豪華なウエディングが特徴です。

結婚式の招待人数は100名以上が多く、中には200~300名の招待人数になることも!

 

そしてその金額も、九州の中でも最も高額で、平均費用は388万円とも言われています。

 

お祝い事は大勢で豪華に、という気前の良さが長崎です。

 

異文化の影響が光る、独自のコース料理

かつては外国の玄関口であった長崎。日本が鎖国時代に唯一、海外との貿易の窓口であったため、オランダやポルトガル、中国などの文化の影響を受け、結婚式も他県とは異なるものが多いです。

 

長崎の結婚式ではお馴染みの「卓袱(しっぽく)料理」もその一つ。

卓袱料理とは、中華料理や西欧料理をベースに、日本の食材や調理法でアレンジした郷土料理です。

特徴として、中華料理店で見るような、大きな円卓に、大皿が乗り、テーブルのみんなで取り分けて食べていきます

 

 

他県では、一人一人に盛られたコース料理が多いですが、長崎では大皿に盛られたコース料理をを取り分けて食べていくのがおもてなしとされています。

また、大皿で来るため見た目も圧巻です。

 

そしてコース料理の順番も大体決まっていて

  1. お鰭(おひれ)
  2. 冷前菜…お刺身など
  3. 温前菜…天ぷらや郷土料理のハトシなど
  4. メイン料理…お肉料理など
  5. 果物
  6. お汁粉

 

また、お料理内容も長崎の郷土料理がずらりと並びます。

最初に出て来るお鰭とは、乾杯前に出て来るお吸い物です。

鯛の胸鰭が入った汁物で、「鯛1匹を使っておもてなしをします」という意味合いがあります。

最初に汁物をお腹に入れておくことで、その後のお酒も悪酔いせず美味しくいただけるようにとの配慮もあるのだとか。

 

そして、ハトシとは食パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げたものです。これも中国の影響を受けて誕生した料理です。

その他、角煮まんじゅうもよく長崎の結婚式では定番。

 

締めにお汁粉が出て来るのも、卓袱料理の特徴です。

結婚式のラストにぜんざいが出て来るとは、驚きですよね。

 

「釜蓋かぶせ」で嫁ぐ心得

釜蓋かぶせの儀は、伝統的な儀式で、新婦が新郎の家に入る際に行います。

仲人や長老が、左手に持つ釜の蓋を新婦の頭に掲げ、右手には杓子を持って、嫁の心得や両家繁栄の口上を唱えます。

 

万歳三唱でお祝い

結婚式の結びには、万歳三唱を行うのも長崎流

ゲスト人数が多い長崎の結婚式で、全員からの万歳三唱をいただいたら、圧巻ですね!

 

長崎の新郎新婦の場合の確認事項

  • お料理のコース内容を確認
  • 釜蓋かぶせを行うかの確認
  • 結婚式の結びに万歳三唱

 

大勢で踊ってお祝い!陽気なうちなーんちゅ沖縄ウエディング

沖縄の結婚式の特徴としては、とにかく大人数で、笑って踊っていく、海外のような結婚式であることです。

 

とにかく人数が多い沖縄ウエディング。

招待人数が200~300名であることが多く、呼べる人はどんどん招待するそうです

また、招待状は出席されることを事前に確認している人にのみ手渡しで渡します。

そのため、返信ハガキが入っていないことも多いそうです。

万が一欠席になってしまう場合は、電話などで直接お伝えします。

 

そんな風に事前にリストアップしていますが、結婚式当日にご祝儀だけ持ってきて、飛び入り参加も出来るのだとか!

一度会ったら友達、という陽気な沖縄の人の特徴かも知れませんね。

 

ご祝儀は1万円!そしてプレゼントも?

沖縄の結婚式では、ご祝儀は1人1万円

これは上司でも、県外から来た人も一律で1万円だそうで、よっぽど仲の良い人や親戚でない限り、皆さん同じ額を包まれます。

なんとも分かりやすく、気軽に参加できる金額なのでしょう。

 

そのため、沖縄出身の私の友人が、本州の結婚式に参加した際、ご祝儀の高さにびっくりしたそうです。

 

そして結婚式の中盤では「記念品贈呈」というプログラムもあります。

これは、ゲストが新郎新婦にプレゼントを渡す時間です。

あらかじめふたりの希望を聞くこともあれば、あげたい人があげるという制度だそうです。

 

海外の結婚式では、ご祝儀はない代わりに、新婚生活で必要なプレゼントを渡すという習慣がありますが、沖縄の記念品贈呈はこれに近いものなのかも知れませんね。

 

お祝いは式が始まる前からスタート!

沖縄の結婚式では、挙式前からお酒が解禁されています

通常、挙式前のアルコールは提供されていないことが多いのですが、沖縄は待合室から飲んでお祝いムードを高めています。

仲間や親戚が集まれば、お酒を酌み交わし、大いに語るのが大好きなうちなーんちゅ(沖縄の人)。

結婚式という、おめでたい席でお酒なしには語れません。

 

遅刻が当然?アイランドタイムがある沖縄

挙式時間になっても、ゲスト全員が揃うことはあまりないという沖縄

また、挙式は親族や親しい友人のみで、その他友人は披露宴から出席することも多いそうです。

そのため、挙式時間になっても、全員が揃わないことは珍しくないそうです。

 

食事は大皿料理でわいわい

コース料理で一人一人にサービスされる本州と違い、先ほどの長崎県の卓袱料理のように、沖縄も大皿に盛られてお料理が出てきます

沖縄の結婚式のお料理は、中華料理店にあるようなターンテーブルがあり、そこにお料理が載せられ、クルクル回しながら取り分けていくスタイルです。

300名もゲストがいたら、理に適った食事スタイルに思えますね。

 

有名人が司会する!

沖縄の結婚式では、司会者を見ると「あれ、どこかで見たことがある…」という人が司会をしています。

沖縄では、結婚式の司会は有名人に頼むことが多いのです!

有名人と言っても、ローカルタレントや、アナウンサー、お笑い芸人、ラジオパーソナリティー、DJなど様々です。

ですが、沖縄の人にお気に入りの司会者や、自分の結婚式の時に司会をして欲しい人は?と聞くと、すぐに答えが返ってくるのだとか!

 

席次も特別!本州と逆の席次

北海道と同じく、沖縄でも親御様の席は上座にきます

本州では末席に身内の席を設けるのに対し、家族や親戚を重んじる沖縄では、身内は一番いい席である上座に配席されます。

 

余興に全力!全員で踊る沖縄ウエディング

沖縄の結婚式では、高砂とは別に、なんと余興用のステージが用意されています。

沖縄ではとにかく余興の数が多く、皆さんそこにかける気合いが半端じゃないのです!

そのため、ステージには照明やスクリーンなど豪華な設備が用意されています。

楽しむことに全力なうちなーんちゅの結婚式では、ゲストはもちろん新郎新婦も一緒になって弾けます。

 

プランナーとしては、余興の時間をしっかりと確保しておきましょう。

 

そして余興の結びはカチャーシーで、全員が踊ってお開きです

ラストに新郎が胴上げされることもあるそうです。

 

沖縄の新郎新婦の場合の確認事項

  • 席次の組み方は親族家族が最前列
  • ご祝儀の相場は1万円
  • 司会者はどなたにされるか確認
  • ウェルカムスペースでのお酒の用意は必須
  • お食事は大皿での取り分け式
  • 余興の時間はたっぷりと見ておき、リハーサルもしっかりとして気合に応えましょう

 

ご当地ウエディングの紹介まとめ

同じ日本といえども、地域によって様々な結婚式の文化がありました。

沖縄のように、陽気で明るい県民性の結婚式は、余興でも大人数ではっちゃけていくなど、それぞれの土地柄が出ているようですね。

また、長崎のように、古くからの文化やその土地の特色が今でも色濃く残る地域もありました。

その県の結婚式を知るには、その土地の文化や歴史も理解していくことが大事だと思いました。

 

配属された結婚式場の県民性や結婚式の文化を知ることはもちろん、県外出身の新郎新婦さまを担当した際に、ご提案出来るように他の地域の結婚式のしきたりを知ることも大事ですね。

 

この記事では、特色のある5県をご紹介しましたが、まだまだ他の地域でもオリジナルのしきたりがあります。

参考に参考になれば幸いです。

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