「海外で活躍するウエディングプランナーになりたいけど、どうやってなったらいいか分からない。未経験からでもなれるのかな?それに、英語もやっぱり必要かなぁ」
ウエディングプランナーとして海外で活躍したい、そう思う方は多いです。
しかし、どうやってなったら良いのか、実際にどんな仕事をしていて、英語力はどれだけ必要なのか、未経験でもなれるのか…あまり詳しく書いている記事は少なくて、分からないところが正直かと思います。
この記事を書く私は、
✔︎国内結婚式場で6年、一貫制ウエディングプランナーとして勤務
✔︎ハワイで1年半、日系のウエディングプロデュース会社に勤務
してきて、担当組数は130組ほどです。
私自身の経験を通して、この記事では
✔︎海外ウエディングプランナーになるには
✔︎実際の仕事内容と一日のスケジュール
✔︎必要なスキル
✔︎未経験でもできる?経験者からのアドバイス
を記載しております。
この記事を読めば、リアルな海外ウエディング情報や、なり方の道筋が分かるかも!
海外ウエディングプランナーになるには
海外と一口に言っても、色々な国があります。
また「海外ウエディングプランナー」と言っても、定義が曖昧です。
海外ウエディングプランナーと言うと、大きく分けて2つあります。
- 海外挙式を取扱う会社で、プランナーとして日本で働く
- 海外現地で、プランナーとして働く
ここでは、「2.海外現地で、ウエディングプランナーとして働く」ことを取り扱っていきます。
では、現地で海外ウエディングプランナーになるにはどうすれば良いのでしょうか。
考えられる方法として、3つの道筋があります。
- 海外挙式を取扱う会社に就職する
- 海外就職やVisaサポートを斡旋している会社に登録をして、現地で働く
- 自分でVisaを取り、現地で会社を見つけて働く
海外で働くとなると、必ず付いてくるのがVISA問題です。
VISAがないと、就業することができません。
日本では、就職先である会社選びだけで良いのですが、海外で働く場合は、「会社選び+VISA取得方法」はセットで考えていきましょう。
では、順に解説していきます。
海外挙式を取り扱う会社に就職する
海外挙式を取り扱っている会社に就職をし、数ヶ月〜数年ウエディングプランナーとして国内で経験を積みます。
その後、会社と話し合い、会社のVISAサポートを受け、VISA取得後、現地の会場で働くことです。
海外挙式を取り扱う会社で就職するメリット
国内で海外挙式を取り扱う会社に就職し、経験を積んだのちに海外へ渡るメリットは2つあります。
- VISAサポートを受けられる
- 受注から当日まで結婚式の全ての動きを知ることができる
順に解説していきます。
1.VISAサポートが受けられる
VISAを取得するのに、国によって様々なルールがあります。
例えば、筆者が取得したのは、アメリカのVISAでした。
アメリカでは、VISAを取得するのに、適切な資料を英文で提出と、面接、そして申請費用がかかります。
それに、アメリカの場合は、就職先を決めておき、その会社が前例でVISAを発給したことがなかった場合、VISAを出すのに見合う内容の会社であるかなど、会社自体の審査も必要です。
それに対し、前例がありつつ、会社からVISAのサポートが受けられるのは、大きなメリットと言えます。
2.受注から結婚式当日まで全ての動きを知ることができる
日本国内で、海外挙式のお客様の受注、打ち合わせまで習得してから、現地での結婚式を実際に見るため、一連の流れ全てを把握できます。
そのため、より専門的な目線で仕事が行えます。
また、今まで日本で案内をしていた自社の会場で働くことで、特徴を生かしたアテンドを行えるようになります。
また、現場を知って、日本国内のプランナーに共有していくことで、お客様へのご提案がより良いものになっていきます。
海外挙式を取り扱う会社で就職するデメリット
デメリットとしては、海外現地スタッフになるまでに時間がかかることです。
会社にもよりますが、通常、日本の会社で働き、役職を得られる地位につけるほど社内で認められてから、現地に派遣され、現地で働けるようになります。
そのため、自分の実力と経験値によって左右されると言えそうです。
海外就職やVISAサポートを斡旋しているエージェントを通して働く
こちらは自分自身で、就職先やVISA申請についてを進めていく方法です。
イメージとしては、国内で就職活動や転職活動を行う際も、企業を紹介してくれる就職エージェント会社がありますよね。
そのように、海外就職先の企業を紹介してもらい、面接を受けていきます。
そして、採用された場合、企業がVISAを出してくれるところもあれば、自分で手配するところもあります。
自分で手配する場合、そのエージェントが斡旋しているところもあります。
VISAはその国によっても内容が異なりますし、種類もたくさんあります。
そのため、行きたい国の内容をきちんと確認しておくことが大事です。
エージェント利用や自分で探して、働くメリット
エージェント紹介にせよ、自分で企業を見つけにいくメリットは2つ考えられます。
- 自分の好きな場所や企業で働ける
- 場合によっては未経験でもできる
順に解説して行きます。
1.自分の好きな場所や企業で働ける
エージェントを通して、自分の希望に合った会社を紹介してくれたり、自分で探していくため、希望の会社に入れるかもしれません。
海外挙式の会社は大きく分けると2つあり、特定の会場を持たない現地プロデュース会社か、自社会場を持つ会社です。
前者の場合、自社会場を持たない分、色々な会場に行くことが出来、経験を積んでいくことができます。
後者の場合だと、自社の会場の配属になるため、その会場での接客を極めていくことができます。
2.場合によっては未経験でもできる
未経験でも応募をしているところがあります。
ただし、VISAの取得条件で、経験を重視しているVISAもあります。
そのため、未経験だとしても専門学校で結婚式についての知識を学んだり、アルバイトで結婚式場で働いていたり、接客業をしていたりすると良いでしょう。
また、エージェントを通すことで、どうやって進めていけば良いのか教えてくれます。
1人で進めていくと、VISA書類で1つ間違うだけで通らなかったり、弁護士にお願いをしたりしなければならないため、エージェントを通すことをお勧めします。
エージェント利用や自分で探すデメリット
自分で全て行ったり、エージェントを利用するデメリットは2つ考えられます。
- 全て自分で行うため大変
- 自己負担金額が増える
1.全て自分で行うため大変
会社選びから面接、VISA取得など、全て自分で行わなければならないのが手間がかかります。
特にVISAに関しては、法に触れることもあるため、慎重にならなければなりません。
記入ミスで入国拒否をされる可能性もあります。
そのため、専門家やエージェントを通して資料を作成することになります。
2.自己負担金額が増える
エージェントを利用する場合、VISA申請のサポートや代行費用だけで、数万〜何十万円とかかってきます。
VISAのサポートがある会社であれば良いですが、自分で見つけなくてはならない場合もあります。
ワーキングホリデーVISAを取得し、現地で就職先を見つける
これはワーキングホリデーVISAを想定した方法です。
オーストラリアやカナダなどで発行されるワーキングホリデーVISAは、VISAを取得する際に、就職先が決まっていてはいけません。
そのため、ワーキングホリデーVISAを先に取得し、渡航先で働く会社を見つけて行きます。
自分でVISAを取得し、現地で就職先を見つけるメリット
自分で全て行うことで、
- 費用を抑えられ、経験にもなる
- 未経験でも自分次第で、現地の結婚式を見られる
1.費用を抑えられ、経験にもなる
全て自分で行うため、経験値が上がります。
VISAを手配する代行業者もあるため、必要であれば利用できます。
一方で、オーストラリアやカナダのワーキングホリデーVISAは、そこまで難しくないため、自分で手配することも可能です。
自分で申請していくことで、知識がつきます。
また、自分で手配する分、かかってくるのが申請料と渡航費と実費で済むため、費用は比較的抑える事ができます。
ただ、発行している国が限られていることと、やはりミスがあってはVISA取得ができません。
2.未経験でも自分次第で、結婚式の現場を見られる
ワーキングホリデーVISAを取得し、渡航後に働く先を現地で見つけます。
結婚式関連であれば、現地の日系のブライダル会社や、現地のローカル向けのウエディング会場になるところで、まずはサービススタッフとして働き、現場を見ていけることができます。
ローカルウエディングを取り扱う会場で働くことができれば、現地の結婚式を見られるチャンスです!
自分で申し込んでいくため、未経験でもプレゼン次第で採用してくれるところもあるかもしれません。
自分でVISAを取得し、現地で就職先を見つけるデメリット
自分で全て行うデメリットとしては、
- 全て自分で行うため、自分次第
- 必ず結婚式関連で働けるわけではない
が挙げられます。
1.全て自分で行うため、自分次第
VISA取得から現地での働き先を探すところまで、全て自分で行うため、自分次第になってきます。
例えば、働く先を見つける際、自分でその国の言語で履歴書を書き、アピールをして採用してもらいます。
そのため、語学は必須と言えます。
2.必ず結婚式関連で働けるわけではない
自分で就職先を見つけていくので、結婚式関連で必ずしも働けるわけではありません。
季節によってや状況によって、結婚式のオフシーズンになっているところもあるかも知れません。
また、自分の言語力や履歴書次第になってくることが多いので、結婚式だけではなく、語学の習得にも力を入れると良さそうです。
海外ウエディングプランナーの実際の仕事内容や一日のスケジュール
実際の海外ウエディングプランナーの仕事内容や、一日どのようなスケジュールで動いているのか、気になるところですよね。
ここでは、日系の現地ウエディング会社で働いた場合を解説していきます。
また、ハワイでプランナーをしていた経験から、ハワイウエディングを想定してお伝えします。
海外ウエディングの仕事の種類
日系の現地ウエディング会社の仕事としては、大きく分けて5種類あります。
- 教会コーディネーター
- カップルアテンド
- ゲストアテンド
- ウエディングコーディネーター
- ウエディングプランナー
1.教会コーディネーター
教会のアテンドを主にしていく人です。
教会で挙式をする場合、教会コーディネーターと牧師先生、シンガーが必要です。
そのスタッフたちを手配したり、当日指示を出したりして取りまとめていきます。
また、結婚式の前にリハーサルを行うことが多いのですが、リハーサルの流れに沿って仕切って進めていきます。
新郎新婦に、どこでお辞儀をするか、牧師先生が何を言っているのか、など伝えていきます。
そして本番も、ドレスの裾を直して常に綺麗な状態でいられるようにしたり、必要なものを運んでいったり、フラワーシャワーの準備をしたりします。
教会コーディネーターの仕事の流れ
- 会場に入ったら、牧師先生やシンガーが来ていることを確認します
- 本日の新郎新婦の情報確認をしたり、リングピローやフラワーシャワーなどの挙式に必要なグッズを用意したり準備をします
- 新郎新婦が到着したら、リムジンから降りるところからの撮影のアテンド
- カップルアテンドと情報確認や、挙式に必要なリングなどをお預かり
- リハーサルの指揮をしたり、新郎新婦のアテンドをしたりします
- 挙式本番の新郎新婦のアテンド
- 挙式後、アフターセレモニーの指揮
- 新郎新婦お見送り
- 会場の清掃
上記が、挙式コーディネーターの主な仕事内容です。
日本では、教会式を行う際、その場を仕切ってくれる人がいますよね。
それが教会コーディネーターというイメージです。
教会コーディネーターは、挙式がスムーズに進むように、事前準備から、新郎新婦を綺麗に見せるためのアテンド、教会スタッフの取りまとめなどを行います。
また、時間通りに進められるようにしていくのも、教会コーディネーターの仕事です。
2.カップルアテンド
新郎新婦の一番近くにいて、身の回りのお世話をする人です。
スケジュール通りに進められるように準備をしたり、歩きにくいドレスの裾を持って、歩きやすいようにケアをしたり、挙式やレセプション会場のスタッフと情報を共有したりします。
新郎新婦にとっては、一番頼りになり、欠かせない存在です。
カップルアテンドの仕事の流れ
- 新郎新婦の部屋に入室し、必要な荷物の確認
- ホテル内やメイクシーンの撮影同行・カップルの衣装が綺麗に見えるようにアテンド
- 教会に到着後、必要な荷物を教会コーディネーターに渡す
- 挙式中:新郎新婦の衣装を綺麗に直したり、ゲストへのお声がけ
- 挙式後:新郎新婦のアテンドや、撮影のアテンド
- レセプション会場移動
- レセプション会場到着後:席の確認や、サービススタッフと最終の確認
オーダー内容と合っているか、サービススタッフとアレルギー等や食事変更のお客様のメニューの再度確認などを行います。 - レセプション中:進行役として司会者のように進行と取り仕切っていきます。
- レセプション終了後:荷物をまとめてホテルに向けて出発
- ホテル到着後:ドレスのお脱がせを手伝ったり、2人の荷物の最終確認をし、ご挨拶をして終了です。
上記のように、一日中カップルと一緒にいて、2人の身の回りのお世話をする役割です。
海外ウエディングで働くとなると、一番イメージに合う役割かと思います。
カップルにとっては、異国の地で、結婚式という2人にとっての初めての大舞台で、楽しみもありますが、不安もあります。
知り合いも基本的にいない海外で、結婚式当日一番頼りになる人となります。
そのため、よりリラックスして楽しんでもらうために、2人とコミュニケーションを取り、安心してもらうことも重要です。
また、当日はハプニングがつきものです。
オーダー内容と現場での見解が違った、天候で撮影が出来ない、リムジンが来ない、など予想外の事態が起きることは結構多いです。
そんな非常事態にも冷静に対応して、お客様に不安な思いをさせないのも仕事の一つです。
また、現地のスタッフにしっかりと説明できるように、英語で交渉していきます。
そして、備えられる部分は備えておくことも大事です。
衣装に汚れがついてしまった、ボタンが取れたなど突然の事態を想定して、裁縫セットや絆創膏、ヘアピンや安全ピンなどいざという時に役立つ小物を持って備えておきます。
3.ゲストアテンド
結婚式に参列するゲストのお世話をする役割です。
ゲストが挙式会場に到着してから、着席していただく席をご案内したり、お手洗いのご案内、新郎新婦との写真撮影時にグループごと声がけをして、スムーズに写真撮影を行えるようにするなど、ゲストケアを行うスタッフです。
主にカップルアテンドと連携をし、カップルアテンドが新郎新婦についていて行えないところをサブのような形で補佐をしていきます。
海外が初めてというゲストもいらっしゃり、土地勘のないところでストレスなく楽しんでいただけるよう話しかけたり、お手伝いをしたりしていきます。
ゲストアテンドの仕事の流れ
- ゲストが挙式会場到着後、着席していただく席やお手洗いのご案内
- 挙式後、フラワーシャワーの手伝いや、写真撮影をするための声がけ
- 送迎車別に、乗車ゲストをご案内
- レセプション会場到着後、席次や席札の確認とゲストの誘導
- レセプションがスムーズに行えるよう、会場スタッフとの確認や進行の補佐
- お開き後、送迎車ごとにゲストをご案内
- 忘れ物がないかの確認や、荷物のまとめ
上記のように、スムーズに行えるために先回りをしたり、ゲストのケアを行なっていきます。
ゲストアテンドも、カップルアテンドと同じように、不測の事態に備え、安全ピンなど小物を持っておくと便利です。
また、ゲストと会話をしながら、ゲストに現地の情報をお伝えしたり、新郎新婦の手作りの
グッズがあれば紹介をしたりし、コミュニケーションを取っていくと、ゲストはより楽しんでくださいます。
4.ウエディングコーディネーター
会社によって「ウエディングコーディネーター」や「ブライダルコーディネーター」、「ウエディングプランナー」と呼ばれ、次章のウエディングプランナーと同義にしているところもありますが、ここでは、打ち合わせを中心としたスタッフのことを指すことにします。
ウエディングコーディネーターは主に、ディレクションをしていく業務です。
例えば、フォトウエディングをお客様からご注文いただいた際に、撮影場所はどこで、どのカメラマンやヘアメイクを揃えて行うかを考え、提案していく人です。
お客様と現地スタッフの架け橋になるイメージです。
ウエディングコーディネーターの仕事の流れ
- お客様から挙式やフォトウエディングのお申し込み
- お客様とのお打ち合わせ
- パートナーを手配
- 指示書を作成
- 前日までに、パートナーへの最終確認
ここで言うパートナーとは、カメラマンやメイクさんなど、手配先のことを言います。
より良いチームで結婚式を作っていくために、良い人に手配をかけて行ったり、時にはお客様と打ち合わせを行い、ディレクションをしていきます。
5.ウエディングプランナー
ウエディングの受注、プランニングから当日施行まで全てを行います。
イメージとしては、ウエディングコーディネーターとカップルアテンドをどちらも行うようなものです。
海外ウエディングとなると、日本国内でお申し込みをし、打ち合わせをすることが多いです。
しかし、海外に住みながら現地の人を担当することも、場合によっては可能です。また、日本の方とでも、オンラインで打ち合わせを行って結婚式を作っていけます。
現地を知っているからこそ、より具体的なアドバイスが出来、プランニングを行なっていけます。
そして新郎新婦が現地入りをしたら、最終確認を行い、結婚式当日もカップルアテンドとして同行し、進行の指揮をしていきます。
海外ウエディングプランナーのとある一日の流れ
9:00 出社
10:00 オンラインで新郎新婦と打ち合わせ
12:00-13:00 昼休憩
13:00 現地入りした新郎新婦と最終確認と、会場に飾る荷物等の最終確認
15:00 各パートナーに明日の結婚式の内容の最終確認書を送付し、返信確認
16:00 会場に飾る荷物を、当日飾るスタッフへ引き継ぎ
17:00 打ち合わせまとめや、見積書の変更・新郎新婦へ送付
18:00 退社
上記はとある一日の流れですが、担当の結婚式がある際は、カップルアテンドの動きをします。
現地でのウエディングプランナーは打ち合わせから手配、アテンドと幅広く、それだけ知識や経験が活きてくる仕事と言えそうです。
海外ウエディングで働く際に必要なスキル
海外のウエディング会社で働いた経験から、5つのスキルが必要だと感じました。
- 語学力
- 臨機応変に対応する力
- 順応力
- ホスピタリティ
- 確認すること
順に解説をしていきます。
1.語学力
海外現地で働くため、パートナーとのやり取りは基本的に現地の言葉です。
筆者の場合は、ハワイでしたので、英語です。
ハワイは比較的日本語が通じやすいのですが、それでも大学生レベルの英語力は必須だと感じました。
指示を出すのは現地ローカルスタッフのため、折り入った話や交渉、トラブルがあった際の混みいった話は、やはり英語で行われます。
それを理解し、解決策や指示を英語で出していかなければならないため、現地での言葉を覚えることは大事になってきます。
2.臨機応変に対応する力
結婚式では完璧に行うことが求められますが、時にトラブルに見舞われることもあります。
例えば、ビーチで撮影を行う際、雨が降ってきてしまった時や、手配していた送迎車が途中で事故をして撮影時間が大幅に遅れてしまうことなど、予期せぬトラブルに見舞われることもあります。
また、現地の風習で、日本では理解されにくいこともあります。
その時に、どのように対応していくかを瞬時に考え、判断をしていく力が必要です。
3.順応力
海外という、日本とは文化も価値観も異なる国で働くため、その国の文化や国民性を理解していくことが大事になってきます。
筆者は、国内でウエディングプランナーとして働いた後、ハワイで現地のプロデュース会社で働きました。
同じ日本人の結婚式を取り扱うでも、ハワイ現地での結婚式は全く異なっていました。
例えば、国内の結婚式であれば、新郎新婦にあまりNOは言わず、出来る努力をしていました。
しかし、ハワイでは前例がないことに対して、保守的な考えがあるため、なかなか理解されないこともありました。
ただ、現地の人の考えや風習があるため、どちらが良いとは言えません。
大事なのは、その文化を尊重していきつつ、お客様のご希望と折り合いをつける地点を見つけることです。
郷に入っては郷に従えではないですが、日本のやり方だけを主張せずに、現地の風習を理解していくことが大事になってきます。
4.ホスピタリティ
新郎新婦やゲストにとっては、異国の地での結婚式です。
楽しみや憧れももちろんありますが、不安に思われる方もいらっしゃいます。
皆さんに楽しんでいただけるよう、おもてなしやケアをしていくことが大事です。
また、楽しんでもらいたい、と思って、現地の情報をお伝えしたり、丁寧におもてなしをすることで、より喜んでいただけます。
5.確認すること
しつこいと思われるくらい、入念に確認することはとても大事です。
パートナーが現地の人であるため、同じ「A」というものを言っても、想像しているものが違うことは結構多くありました。
日本人が求めるクオリティは世界の中でも高水準です。
そことのギャップがあることを認識しつつ、お客様のイメージに持っていけるように、最後までしっかりと確認していくことが大事です。
未経験でも海外ウエディングプランナーになれる?
ウエディング未経験からでも海外でウエディングプランナーになるには、VISAと会社を見つけられれば、なれます。
ただし、未経験である分、業務内容に偏りが出てきてしまうかもしれません。
そのため、しっかりと海外でウエディングプランナーとしてキャリアを積みたいのであれば、まずは国内ウエディングで経験を積んでから行くことをお勧めします。
なぜなら、結婚式全体の流れや、お客様のニーズを把握した上で現地での結婚式に触れられるからです。
それがあると、お客様からも信頼していただけるプランナーになれますし、いざという時に対応できる力が身についているからです。
海外ウエディングプランナーになるにはのまとめ
海外でウエディングプランナーとして活躍することに憧れを持つ方は多いですよね。
この記事では、海外でウエディングプランナーとして働く方法や、必要なスキル、仕事内容を紹介しました。
海外で働くためにはVISAを取得していくこととセットになってきます。
海外でウエディングプランナーとして活躍するために、
- 海外挙式を取扱う会社に就職する
- 海外就職やVISAサポートを斡旋している会社に登録をして、現地で働く
- 自分でVISAを取り、現地で会社を見つけて働く
上記3つの方法が考えられます。
そして海外でのウエディングプランナーの役割としては、日系の会社であれば
- 教会コーディネーター
- カップルアテンド
- ゲストアテンド
- ウエディングコーディネーター
- ウエディングプランナー
大きく分けて、上記5つの仕事内容がありました。
海外で結婚式に携わりたい!と思ったのなら、実際に行動に移してみることが最重要です。
未経験でも行く国や仕事内容によっては可能ですが、やはり実際に結婚式に携わってから行くと、また違った目線で成長できます。
海外ならではの発想や目線が得られ、よりステップアップすることができます。
お役に立てれば幸いです。