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婚約指輪と結婚指輪の選び方ガイド

婚約指輪と結婚指輪の選び方ガイド

 

結婚する時には多くの場合、指輪を購入しますが、どういった種類があり、どのように選べ ばいいか悩んでいるという方もいらっしゃるでしょう。ほとんどの場合、初めての買い物ですから悩むのも当然のことです。

婚約指輪はエンゲージリング、結婚指輪はマリッジリングとも呼ばれ、いずれも左手の薬指につけます。婚約指輪は一粒ダイヤがついた華やかなデザインが人気です。一方で毎日つける結婚指輪はシンプルで生活になじむデザインが定番です。

予算や購入するタイミング、2つの指輪の違いと共に選び方について考えてみましょう。

1.婚約指輪と結婚指輪の違いについて

 

婚約指輪とはエンゲージリングとも呼ばれ、プロポーズの時、もしくは婚約が決まった時に男性から女性に渡す指輪です。一方結婚指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、結婚式の指輪交換で用いるものであり、男性女性2人ともがつける指輪です。この違いを知った上で購入するタイミングや予算についても考えていきましょう。

 

・婚約指輪

婚約指輪を渡す理由

 

婚約指輪の歴史は古代ローマに遡ります。当時は結婚より婚約が重要視されており、婚約成立に伴い鉄で作ったリングを用いて儀式を行っていました。時と共に永遠の輝きを放つダイヤモンドが好まれるようになり、婚約は現在2人の間だけの約束になっています。

結婚のように書類がないからこそ、男性が女性に婚約指輪を渡すことにより婚約が成立し、結婚を誓ったという証になるのです。

結婚指輪のようにいつも身に着けるという方は多くありませんが、長い結婚生活の中で時々目にすることで、当初の初々しい気持ちを思い出せるアイテムとなるでしょう。

 

購入するタイミング

 

婚約指輪は、男性が1人で選ぶ場合と、2人で選ぶ場合があります。サプライズでプロポーズを計画しているのであれば、婚約指輪を事前に用意しておく必要があるでしょう。ただし、女性が自分で選びたいということも考えられるので、プロポーズは花や手紙などを贈って、婚約指輪は後でゆっくり選んで贈るケースも多いです。プロポーズの時に指輪がないと格好がつかないと考えるのであれば、安価なプロポーズ用の指輪を用意しておくのも良いでしょう。それであれば、指輪ケースをパカッと開けるプロポーズに憧れつつ、指輪は自分で好きなものを選びたいという女性のわがままにも答えることができます。

 

華やかで特別感のある指輪

婚約指輪のデザインは華やかで特別感のあるデザインのものが多いです。一粒ダイヤのリングが定番ですが、一周ダイヤモンドをあしらったエタニティーリングも普段使いができて人気です。毎日付けている方もいますが、華やかなデザインは結婚式に参列する時や記念日など、ちょっと特別な日につけるのに適しています。婚約指輪は女性のみがつけるアイテムで、男性には指輪の半額程度のお返しをすることが多いです。

 

・結婚指輪

 

結婚指輪の必要性

結婚指輪が日本に伝わったのは明治の開国前後と言われています。

結婚指輪は婚約指輪とは違った意味を持ち、夫婦でつけることにより婚姻関係にあるという証明になります。左手の薬指につける理由としては「左手薬指の血管は心臓につながっている」「愛の力が流れている」というこちらも古代ローマからの言い伝えです。

奥さんが美人で男性に誘われないか心配といった場合にも、結婚指輪をはめることで声をかえられる回数も減るはずです。

 

購入するタイミング

 

結婚指輪は、婚約期間中に2人で選んで購入するケースが多いでしょう。結婚式を予定している場合には、式中の指輪の交換で使用しますので、それまでに用意しておく必要があります。名前や記念日を刻印することもできるので、受け取りが間に合うように相談しておきましょう。男性が2本とも購入しても良いですし、もちろん女性が購入するケースもあるでしょう。それぞれの指輪を購入して贈り合うのも素敵ですね。

 

 毎日つけられるシンプルな指輪

結婚指輪の定番は、宝石などがついていないシンプルなものです。女性側には小さな宝石をつけたり、表からは見えない内側にお揃いでダイヤモンドを埋め込んだりするのも人気です。

結婚指輪は結婚後の生活で毎日つけるものなので、凹凸が少なく、どんな洋服にも合わせやすいデザインが人気です。2人の指輪はまったくお揃いでも良いですし、少しリンクするようなデザインでも、また全く異なるデザインであっても問題ありません。結婚指輪はつけていると誰から見ても「結婚している」ことがわかるアイテムです。内側に名前や結婚記念日などを刻印するのが人気で、バリエーションはショップによって異なるので刻印の希望がある場合には購入前に相談しておきましょう。

 

2.購入できる店

 

指輪は色々なところで購入できます。サイズがわかっていれば通販などでも購入もできますが、せっかくの機会ですから店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。実際に指にはめてみるとしっくりなじむ指輪がみつかるかもしれません。ハイブランドから個人店までさまざまなところでブライダルジュエリーを購入することができます。

 

・国内ブランドショップ

 

 

4℃(ヨンドシー)

『本物の美しさと永遠の輝きを、幸せなおふたりへ』をコンセプトにした、高い知名度と洗練されたデザインが魅力的なブランドです。彼からの初めてのプレゼントが4℃だったというカップルも多く、男性が女性に贈りたいブランドとしても定着しています。婚約指輪や結婚指輪は4℃ブライダルとして扱われており、デザインだけでなく付けやすさやアフターサービスなどにもこだわっており、信頼のおける国内ブランドです。

 

MIKIMOTO(ミキモト)

真珠の販売で世界一のシェアを持つミキモトは、1889年設立で一世紀以上の歴史があり、実は日本におけるダイヤモンドの礎を築いてきたブランドでもあります。ハイジュエリーやブライダルジュエリーの扱いも豊富で、ティアラやクラウンもレンタルで取り扱いがあるため結婚式指輪と合わせても素敵です。

 

STAR JEWELRY(スタージュエリー)

若い女性からも人気があるスタージュエリーですが、実は創業70年を誇る老舗ブランドです。星や羽根のモチーフなど、時代を反映させたデザインを幅広く取り扱っています。カジュアルな装いにも合わせやすい一方で、ブライダルジュエリーも充実しており、王道の一粒ダイヤデザインの婚約指輪から、華奢で女性らしいラインの結婚指輪まで幅広く取りそろえられています。

 

銀座ダイヤモンドシライシ

1994年にダイヤモンドのみを扱う専門店として誕生したブライダルジュエリーブランド『高品質のダイヤモンドをお求めやすいお値段で』というコンセプトのもと、幅広いデザインを展開しています。手頃な価格から幅広く選べてアフターサービスも重質しています。

 

・海外ブランドショップ

 Tiffany & Co. (ティファニー)

アメリカを代表するジュエリーブランドで、世界20か国にショップを持っています。特徴的なブルーの箱はティファニーブルーとしても有名で、幸せの象徴として憧れを持つ女性も多いのではないでしょうか。デザインがシンプルなので、日本人女性でも選びやすいのが魅力的です。ブライダルの他にオープンハートのネックレスなど、クリスマスプレゼントとしても人気があります。

 

Cartier (カルティエ)

パリで創業した歴史あるジュエリーブランドで『デザイン、それはメゾンに受け継がれる文化』

をコンセプトに掲げています。その洗練されたブランドイメージはファッショナブルなカップルから人気です。赤い箱が特徴的で、高級感のあるハイジュエリーとして世界でも有名なブランドです。

 

BVLGARI(ブルガリ)

ジュエリーのイメージは強くないかもしれませんが、実はブライダルジュエリーに特化しており、ブルガリならではのクリエーションを創り出しています。ダイヤモンドの基準も厳格で高品質なジュエリーを購入することができます。腕時計など他のアイテムも多く取りそろえているので、女性に婚約指輪を、男性には腕時計を、とブランドをそろえて身に着けることもできます。

 

HARRY WINSTON (ハリー・ウィンストン)

世界のセレブ達も魅了するハイブランドであり、その特別感は他にはない魅力です。ニューヨーク生まれのブランドで、現在日本にも7店舗存在します。価格帯も他ブランドとはワンランク違い、平均価格での購入を考えている場合には少し驚いてしまうかもしれません。まさに特別な時だけ身に着けられるジュエリーです。入店の際は名前や住所を記載する必要があり、ショップに入るだけでもその特別感を体感できるでしょう。

 

・価格抑えられる宝飾店

 

ハイブランドではなくても、婚約指輪や結婚指輪は購入することができます。ブランド名で値段が上がることがないので、良い品質のジュエリーを有名ブランドより安価で購入することができるでしょう。ブランドよりもダイヤモンドなどの質を重視したいのであれば選択肢に入れておきましょう。また、東京の御徒町は宝飾品の問屋街として有名で、店舗で購入するより大きなダイヤモンドが同じ値段で購入できるかもしれません。

ハイブランドでなくても品質の高いダイヤモンドを購入することがでるはずですので、気に入っているショップがある場合には最初に足を運んでみましょう。

 

・オーダーも可能な個人店

ブランドショップでも、ダイヤモンドのサイズやランクを選んだり、サイズや刻印をオーダーしたりすることは可能ですが、素材を変えたい、デザインもこだわりたいといった場合には応じてくれる個人店を選ぶのがおすすめです。より思い出や個性を指輪に詰め込むことができます。結婚指輪のように大ぶりの宝石がついた指輪はなかなか購入する機会もないので、自分好みの指輪を作ってしまってはいかがでしょうか。

また、シルバーなど素材によっては手作りすることもできますので、自分の手で仕上げたいという場合にはそちらも検討してみてください。

 

3.指輪の素材について

婚約指輪や婚約指輪に適した素材をご存じでしょうか?必ずこれでなければいけないという決まりはなく、好みを重視してかまいませんが、いくつか代表的な素材をご紹介します。

 

・プラチナ

プラチナは白金とも呼ばれ、白い色と輝きを持つ貴金属であり、婚約指輪や結婚指輪に使われる定番の素材です。変色変質せず永遠の輝きを持つという特徴があり、毎日つけるブライダルリングに適しています。また、白い輝きは純白、純粋などをイメージし、花嫁のイメージともぴったりです。プラチナは純度90%以上などのものが一般的で、希少であるため高価な素材です。

 

・ホワイトゴールド

見た目はプラチナに似ていますが、ホワイトゴールドはゴールドにシルバーなどの他の金属を混ぜることで白色に見せています。コーティングをしているため、時間が経つとはがれてしまうデメリットがありますが、プラチナより安価であることが特徴です。値段を抑えたい、その分婚約指輪で大きなダイヤモンドを選びたいといった時にはおすすめです。

 

・ゴールド

ゴールドは金であり、純度によって価格が異なる貴金属です。14金、18金などは聞いたことがある方も多いでしょう。暖かみのある色合いは肌馴染みがよく、あまり一般的ではありませんが、人と少し違うものを選びたいという方にも人気です。個性的に見えるかもしれませんが、ゴールドは意外とどんな服装にも合わせやすい色です。ピンクゴールドあればより女性らしい雰囲気を演出できます。

 

・シルバー

シルバーのリングは他の貴金属より比較的安価で、普段からシルバーアクセサリーを好む方はブライダルジュエリーもシルバーでと考えることもあるでしょう。しかし、探してみるとシルバーの婚約指輪や結婚指輪はあまりないことに気がつかれるかもしれません。シルバーは黒ずみやすく手入れが必要であるため、ブライダルジュエリーとしてはあまり選ばれません。

しかし、シルバーではいけないというルールもありませんので、気に入ったものが見つかれば購入しましょう。

 

4.宝石の定番はダイヤモンド

 

婚約指輪には特にダイヤモンドが光るデザインが人気です。大ぶりの一粒ダイヤは女性の憧れではありますが、ランクやカラット数など、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

・ダイヤモンド

ダイヤモンドは天然で一番固い鉱物であり、割れることがなく、永遠の輝きを放つことから多くの方が婚約指輪として使用されています。ダイヤモンドは、色(カラー)、透明度(クラリティ)、カラット(重さ)、カット(研磨)によって品質が評価されます。宝飾店ではこの4Cと呼ばれる基準を採用していて、購入する際にはダイヤモンドの品質を知ることができます。品質が高ければ高いほど高価なダイヤモンドとされています。予算に応じて、色や透明度の高い小ぶりなダイヤを選ぶか、カラットを優先させるかなど選び方はさまざまです。

 

・誕生石やカラーのダイヤモンド

婚約指輪にはダイヤモンドを選ぶことが多いですが、必ずしもダイヤでなければいけないということもありません。誕生石を選んだり、色のついたイエローダイヤモンドやピンクダイヤモンドを選んだりしても良いでしょう。先ほど4Cでご紹介したカラーですが、透明度が高いほど高価なダイヤモンドとされます。透明度が低いダイヤモンドは黄色味が出ますが、黄色味が強くなるとイエローダイヤモンドとして希少価値が高くなります。中央にダイヤモンド、周りに好みの宝石をあしらっても素敵です。

指輪に関わらず、パールのアクセサリーは冠婚葬祭でも使用するのでこちらもおすすめです。

 

・気になるカラット数は?

 

4Cの中で一番よく耳にするのがカラットでしょう。婚約指輪の平均カラットは0.2~0.4程度です。1カラットというと、とても大きなダイヤモンドになります。大きければ値段も上がりますので、予算と好みに応じて選びましょう。平均より小さなカラット数のダイヤでも、大きく見せるカットやデザインもありますし、手が小さいと大きなダイヤは存在感が出すぎてしまうこともあります。また、特別な日につけたいのか、普段からつけていたいのかなども選ぶ基準になるでしょう。とにかく大きなダイヤモンドが欲しいという場合、予算を抑えたいのなら、透明度が低いものをあえて選んだり、ブランドにこだわらず、ダイヤモンドだけ問屋で購入するなどさまざまな方法があります。

 

5.指輪の価格と購入のタイミング

 

 

指輪を購入する時に気になるのが価格でしょう。結婚後の新生活もあるので、全てを指輪に使ってしまうには行きません。予算と合わせてタイミングも知っていきましょう。

 

・給料3ヶ月分!?

婚約指輪は給料3ヶ月分と聞いたことはありませんか?それは以前、宝飾店が出した広告であり、実際の購入予算は30万前後です。20万~30万の予算で購入するカップルが最も多いと言われています。

一方、結婚指輪の購入予算は2本で20万前後です。こちらはダイヤモンドなどの宝石がついていない、また、ついていても小さい場合が多いので、婚約指輪より安価になります。平均より安価なものも多くあり、また高価なものを探そうと思えばこちらもいくらでも見つけることができます。なるべく高価なものを、大きなダイヤを。と考えるかもしれませんが、その後の結婚式や新婚旅行、新生活などでお金がかかります。中には婚約指輪を望まない女性もいますので、無理せず購入できる金額のものを選ぶと良いでしょう。見ると高いものが素敵に見えてしまうものですから、まずは予算を決めた上で選びに行くことがおすすめです。

 

・婚約指のタイミング

 

 購入のタイミング

婚約指輪を購入するのは、プロポーズをする前か、受けた後になります。これは男性から女性へプロポーズをする前提ではありますが、先に購入する場合にはサイズを知っておく必要があります。サイズがわからない場合には少し大きめにして、OKがもらえたらサイズを直してもらうのが良いでしょう。

婚約が決まってから2人で買いに行くのであれば、女性の好きなデザインのものが購入できますし、サイズの心配もありません。婚約指輪は婚約期間中につけるものと覚えておきましょう。

 

 渡す&貰うタイミング

 

「結婚してください」と共に指輪ケースをパカッと開けるプロポーズに憧れる女性は多いでしょう。プロポーズの時、もしくは結婚が決まった時に受け取って、入籍までの婚約期間に主につけるのが婚約指輪です。もちろんその後もつけても良いですし、特別な時につける指輪として位置つけるケースも多いです。入籍の後に渡してはつけるタイミングを逃してしまうので、こちらはなるべく早くプレゼントすることがおすすめです。

 

・結婚指輪のタイミング

購入のタイミング

結婚指輪をサプライズで用意することはあまりありません。毎日つけるからこそ気に入ったデザインを2人で買いに行くのが望ましいでしょう。結婚式を行う場合指輪の交換に使用するので、その時までに用意しましょう。結婚指輪は結婚生活でつけるので、籍を入れた後につけるのが一般的です。

 

つけるタイミング

結婚指輪は入籍後につけますが、もし入籍が結婚式より後になる場合には、結婚式からつけると思っておいて間違いありません。仕事など事情がありつけられないこともあるかと思いますが、婚約指輪とは違い、こちらは毎日つける指輪です。結婚後も婚約指輪をつけたい場合には、結婚指輪と重ねてつける方が多いです。

 

6.購入スケジュール例

 

実際どのようなスケジュールになるのか3パターンを比べてみましょう。

 

・パターン1サプライズプロポーズ

サプライズでプロポーズをして、その時に婚約指輪を渡したい場合には、事前に男性が一人で指輪を購入しておく必要があります。付き合っている間に指輪をプレゼントしたことがあれば、そのサイズを、サイズがわからないという場合には、ジュエリーショップで彼女のサイズ感をスタッフの方に伝えて、小さいよりは大き目のサイズを用意しておくと良いでしょう。彼女が欲しい指輪のデザインやブランドがわかっていれば選びやすいですが、あまり具体的に聞くとサプライズプロポーズに気がつかれてしまうので注意しましょう。何を買えばいいかわからないからと言って、女性の友達やお母さまと買いに行くのはNGです。

逆に女性は結婚を意識するお相手と交際しているのであれば、普段から欲しい指輪を使えておけば男性も悩まないかもしれません。

無事に結婚が決まったら、結婚指輪を2人で買いに行きましょう。

〈男性が婚約指輪購入→プロポーズ→OK後に婚約指輪をつける→2人で結婚指輪購入→結婚式〉このようなスケジュールになります。

 

・パターン2婚約指輪を一緒に選ぶ

 

婚約指輪を用意していなくても、サプライズでプロポーズをすることは可能です。言葉だけでももちろんうれしいものですし、何か用意したいのであれば、ネックレスやブレスレットといった指輪以外のアクセサリーや花束などでも良いでしょう。指輪の箱だけ用意しておいて「中身は一緒に買いに行こう」と伝えるのもおしゃれですね。

プロポーズが成功して婚約が決まったら2人で婚約指輪を選びに行きましょう。また、入籍日が決定したら結婚式までに結婚指輪も用意しておく必要があります。

〈プロポーズ→2人で婚約指輪購入→婚約指輪をつける→2人で結婚指輪購入→結婚式〉といったスケジュールです。

 

・パターン3全て同時に購入

婚約したら、婚約指輪と結婚指輪を2人で選びに行きましょう。結婚後に婚約指輪をつける時は同じ指に重ねづけすることになりますので、重ねやすいデザインであったり、同じデザインでセットになっているものもあります。見た目にもまとまりが出て、つけ心地も考えられていますので、そうしたセットもおすすめです。同時に手元に用意できた場合には、結婚指輪は入籍後につけるようにしましょう。

〈婚約→婚約指輪と結婚指輪を同時に購入→結婚式〉となります。

 

7.指輪のお返しは?

 

婚約指輪を男性から女性に贈る場合には、お返しをすることがあります。婚約指輪の半額程度のものをお返しすると良いでしょう。

 

・定番は時計

お返しの定番は腕時計です。いつでも身に着けておけますし、値段もさまざまです。こちらもサプライズで用意してプレゼントしても良いですし、一緒に選びに行けば気に入るものが購入できるでしょう。時計に詳しくない、好みがわからないという場合には2人で買いに行く方が良いかもしれません。金額は30万円の婚約指輪を受け取ったなら15万円程度のものを用意しましょう。こう考えると、高すぎる指輪をねだるのも考えものですね。

 

・彼の好きなもの

腕時計をしない男性もいますし、お返しは喜んでもらえるものなら何でもかまわないでしょう。例えばいつも身に着けられるお財布やバッグ、スーツを着るのであればカフスボタンやネクタイピンなどを選んでもおしゃれです。バイクに乗るならライダースなど、趣味に使えるアイテムも喜ばれます。

 

・2人で使うもの

 

旅行や食事など2人で楽しめることや、新生活で使う家電などをお返しとするもの良いでしょう。「何もいらないよ」と言われてしまって困ったときにもおすすめです。節約しなければいけないと思う時期ですが、せっかくならいつもは高級レストランに行ってみるなど、お返しと思えば思い切ってお金をかけるのも良いかもしれません。

 

8.指輪にこだわらない考え

 

 

婚約指輪と結婚指輪についてご説明してきましたが、最近では指輪を購入しないというカップルも増えてきています。お金をかけるべきところは2人でしっかり相談しましょう。

 

・指輪は必ず購入しなくてもOK

指輪は本人たちが納得していれば、必ずしも購入しなくても大丈夫です。特に婚約指輪はもらってもあまりつける機会もないと断る女性も多いのが現状です。

結婚指輪は、結婚式で指輪の交換を行いますが、形だけしたい場合にはレンタルできることもありますし、相談すれば指輪の交換を別のアイテムにしたり、セレモニー自体を変更することも可能な場合がありますので結婚式場に確認してみましょう。

仕事柄アクセサリーをできないということもあると思いますので、その分を新婚旅行や新生活に使用するのも自由です。

 

・2人の納得する答えを探す

 

婚約指輪と結婚指輪について、少し理解が深まったでしょうか。

婚約指輪のサプライズ購入を悩む男性もいらっしゃるかもしれませんが、女性が自分で選びたいのかどうかさりげなくリサーチしておくと良いかもしれませんね。

結婚指輪についてはまさに一生ものなので予算やデザインをよく相談して購入しましょう。

 

相場に上げたような価格ではなくても、指輪は購入できますし、プラチナやゴールドでなく、シルバーでも良いですし、記念に手元に置いておく程度の気持ちで購入しても良いでしょう。一生ものとは言っても、途中で好みが変われば買い換えることだってルール違反ではありません。また、2人でお揃いの腕時計を購入しても良いし、女性はネックレス、男性はピアスなど指輪以外のアイテムでももちろん問題ありません。

何か変更したからと言って、だれかにとがめられたり、ましてや迷惑がかかるようなことでもありませんので、2人が納得のいく形をつきつめましょう。

どのくらいお金をかけるべきアイテムなのか、自分たちに必要なのか2人の考えをまとめて後悔のないようにしたいですね。指輪の購入を決めたのであれば、選ぶ時間も楽しんで、手元を見るたびに幸せを感じられるような、そんな指輪を購入されてください。

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ブライダルペディア編集部
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