結婚式場のタイプを解説！自分に合った結婚式場の選び方もチェック
結婚式は新郎新婦の2人にとって、大切なセレモニーです。一生思い出に残るイベントということもあり、「雰囲気作りや演出にはきちんとこだわりたい！」という方が多数。
近年では結婚式場のタイプも多様化し、さまざまな新郎新婦のニーズに応えられるようになってきています。
しかし、結婚式場のタイプが色々あることで、かえって選ぶのが難しいと感じる方も多いようです。そこでこの記事では、結婚式場をタイプごとに解説！それぞれのメリットやデメリット、どのような人におすすめかといった内容を詳しくご紹介します。
さらに、結婚式場を選ぶときに気を付けるべきポイントについても解説。ぜひ今回ご紹介する内容を参考に、素敵な結婚式場を選んでみてくださいね！
結婚式場のタイプは主に4つ！
結婚式場には多様なスタイルがありますが、主なタイプは以下の4種類です。
- ホテルタイプ
- 専門式場タイプ
- レストランタイプ
- ゲストハウスタイプ
この中でも従来からあるのは、ホテルタイプと専門式場タイプです。レストランタイプとゲストハウスタイプは、比較的新しい結婚式場のスタイルといえます。
基本的にどの結婚式場タイプでも、和装・洋装または披露宴に対応していることがほとんどです。しかし、特に格式高く、おごそかな結婚式をイメージしているならホテルタイプか専門式場タイプがおすすめ。一方、カジュアルに楽しめる雰囲気を作りたい場合は、レストランタイプかゲストハウスタイプの方が最適な結婚式場を探しやすいでしょう。
では、それぞれの結婚式場タイプについて詳しく見ていきましょう！
ホテルタイプの結婚式場
まずはホテルタイプの結婚式場です。ホテルの中には、チャペルや披露宴会場が備わっているものがあります。ホテルタイプの結婚式場は昔から利用されており、全国的に数も多いのが特徴です。
ホテルタイプの結婚式場のメリット
それではホテルタイプの結婚式場のメリットを見ていきましょう。
サービス・雰囲気
ホテルタイプの結婚式場は、高級感や華やかさを演出するのに向いています。広々とした会場を備えているホテルが多く、スタッフのサービスも非常に充実しているのが特徴です。ホテルはスタッフ教育のレベルが比較的高いため、行き届いたサービスが期待出来ます。
格式高いホテルであればあるほど、結婚式のグレードも上がるでしょう。ゲストに対して質の高いおもてなしができます。
高齢の家族やゲストは特に格式を重視することが多く、ホテルタイプでの結婚式場を喜ぶ傾向にあります。両親や祖父母に喜んでもらいたい場合にも、ホテルタイプはおすすめです。
料理
提供する料理は、和・洋・中と幅広く取り揃えているところが多数。コースも内容や料金に合わせて、広く取り揃えてあります。また2人のオリジナルメニューや、コース内容組み合わせを変えたいといった要望にも応えてもらえる可能性が高いです。
利便性
ホテルは複合施設なのでさまざまな設備が整っています。挙式と披露宴が同じ建物内で済ませられるだけでなく、音響装置や照明、余興用の楽器などあらゆる要望に対応してもらえるでしょう。
ホテルタイプの結婚式場は駅から近く、お手洗いや更衣室なども使いやすいように整っている式場が多い傾向にありあります。ゲストにとってもストレスなく参加できるはずです。
近年ではバリアフリー構造になっているホテルタイプの結婚式場も多くあります。これなら車いすや足の不自由なゲストの方がいても安心です。もちろん、ホテルタイプなら駐車場にも困りません。
カフェやレストランが併設されているホテルでは、結婚式のあとにゲストが集うこともできます。このような利便性が、ホテルタイプの結婚式場の最大のメリットといえるでしょう。
なおホテルは本来宿泊施設なので、自分たちやゲストが宿泊することもできます。主役の2人は、実は結婚式の朝は非常に忙しいものです。挙式の前からメイクや着付けに時間をかけるため、前日からホテルに泊まっておけば安心。ゲストにも事前に宿泊してもらえれば、当日に道に迷ってしまう心配もありません。
ホテルタイプの結婚式場のデメリット
それではホテルタイプの結婚式場のデメリットには、一体どのようなものがあるのでしょうか。
雰囲気
ホテルタイプの結婚式場では、建物を丸ごと貸切ることはできません。そのため、会場を出ると一般のお客さんと出くわす、といったこともあり得ます。プライベート感を重視したい新郎新婦にとっては、やや他人の目が気になってしまうかもしれません。
広さ
ホテルタイプの結婚式場は比較的広いことが多く、少人数での挙式に向かない可能性があります。たとえば家族だけ、または親しい友人だけの結婚式の場合、最適な広さの会場がないことがあるのです。
また、和装結婚式にする場合はホテル内に神殿がなく、挙式のみ別会場となる場合があります。もちろん和装結婚式ができるホテルもあるので、事前に確認が必要です。
利便性
結婚式場を持つホテルは、基本的に広い傾向にあります。そのため、ホテルの内部でゲストが迷ってしまうということもしばしば。もちろん、多くの場合ロビーに「○○様披露宴会場 ○階」といった表示が掲示されます。
しかし目的の階に会場がいくつもある場合、案内のスタッフがいないとゲストが迷ってしまうかも知れません。他の会場で別の宴会が同時進行されていると、なおさら複雑です。
ゲストが迷ってしまうことを防ぐには、あらかじめ案内のスタッフをエレベーターホールに配置してもらうようお願いしたり、並行して挙式や宴会が入っていない日を選ぶなどすると確実です。
ホテルタイプの結婚式場がおすすめな人
ホテルタイプの結婚式場がおすすめな人は、以下のような方です。
- 格式高くゴージャスな結婚式がしたい
- ゲストに対して質の高いおもてなしをしたい
- 料理を幅広く検討したい
- 前日に宿泊したい
- 設備の整った結婚式場で挙式したい
ホテルタイプの結婚式場は雰囲気、サービス、料理ともに高いグレードが期待できます。そのため、ゲストのことを考えた演出やいかにも華やかな結婚式、といった演出が可能です。自分たちもゲストも、満足度の高い結婚式になることでしょう。
専門式場タイプ
続いては専門式場タイプです。専門式場は結婚式と披露宴の開催に特化した施設です。ホテルのように宿泊施設や、その他のカフェ、レストランなどの併設はありません。
専門式場タイプにおいても歴史は長いです。専門の式場ということもあり、和洋どちらの挙式にも対応できる施設が多数。おごそかな結婚式からカジュアルな結婚式まで、幅広く対応してもらえます。
専門式場タイプのメリット
専門式場タイプのメリットは以下のとおりです。
サービス
専門式場には、結婚式をスムーズに進行するための頼もしいスタッフが大勢います。結婚式は2人の幸せを祝う特別なセレモニーです。そのためスタッフにかなりレベルの高い教育をしている専門式場が多数。プランナーだけでなく、当日携わるスタッフもチームワークよくフォローしてくれるはずです。
また、専門式場のプランナーは結婚式の専門家。そのため2人の理想を叶えるため、手厚いフォローをしてくれます。細かくイメージが煮詰まっていない場合でも、大まかな希望から最適な挙式スタイルを提案してくれるでしょう。
忙しくてなかなか自分たちで進行を決められない場合や、プロの意見を聞きたい場合は専門式場タイプがおすすめです。細かい部分はプランナーにお任せしても、申し分ない結婚式ができます。
雰囲気
専門式場はフォーマルからカジュアルまで、幅広い演出に対応してくれます。専門式場自体の雰囲気は、高級感があり正統派な印象を持つところが多数です。
なお挙式の当日は建物貸し切り状態になる専門式場も多く、特別感のある結婚式が楽しめます。プライベート感が確保され、大切な人たちとの時間をより楽しめるでしょう。
設備
専門式場は結婚式のためだけに作られた建物です。そのため、あらゆる挙式や披露宴のスタイルに対応できます。
たとえば雰囲気の違う披露宴会場を複数用意している専門式場も多数。ガーデンウエディングに対応できる専門式場も少なくありません。自分の好みに合った会場や演出を提案してもらえます。
また美容室、写真室、控室、ゲスト用の更衣室などを備えているほか、音響システムやスクリーン、マイクや楽器などの設備も充実。さらには要望に応じて、キャンドルやウェルカムボードを配置するイーゼルなどを用意してくれる専門式場もあります。
通常、受付やウェルカムスペースに配置する小物や装飾品は自分たちで用意するのが一般的です。しかし、専門式場ならこうした小物もすでに揃っていることが多数。理想の雰囲気を伝えると、式場の方から演出や小物を提案してくれることもあります。
専門式場タイプのデメリット
では、専門式場タイプにはどういったデメリットがあるのでしょうか。
利便性
専門式場は、場所によっては駅から遠かったりアクセスの悪い場所にあることも。アクセスが悪いと、新郎新婦が毎回打ち合わせに行くのも大変です。結婚式当日には送迎バスを最寄り駅まで出してくれる式場もあるので、ゲストの送迎については式場に問い合わせてみましょう。
料理
専門式場タイプでは、多くの場合レストランなどの料理店と提携しています。そのため、たとえばフレンチの店と提携していた場合は、和食や中華料理に対応することはできないでしょう。コース内容も限定される可能性があります。
自分たちの好みやゲストに合わせて自由に料理を考えたい2人にとっては、やや物足りないかもしれません。
システム
専門式場は、会場内部で全ての準備が完結するよう、ドレスサロンや着付け屋と提携している場合がほとんどです。もちろんこうしたシステムは便利ではあるものの、提携外のドレスなどを利用すると別料金になる場合があります。
たとえば自分の母が着た着物を着たいといったケースでは、別途持ち込み料として料金がかかる可能性があります。特にドレスの持ち込みは別料金になる場合が多いため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
またヘアサロンやメイクに関しても、専門式場の提携先にしぼられるケースが多いです。他店の利用は絶対にいけないという訳ではありませんが、専門式場の提携先を使わない場合、断りにくいかもしれません。
専門式場タイプがおすすめな人
専門式場タイプがおすすめな人は以下のような方です。
- 正統派な式場で結婚式を挙げたい
- 自分たちに合った雰囲気や演出にこだわりたい
- 設備が整っている結婚式場がいい
- 結婚式場の中で準備から挙式、披露宴までを済ませたい
- プランナーにアドバイスをもらいたい
特に専門式場はプランナーのフォロー力が高いのが特徴です。「自分たちで細かいところまで決めていきたい！」という方よりも、「自分たちに合った雰囲気作りや演出を提案してほしい」というタイプの2人が専門式場に向いているでしょう。
他にも忙しくてなかなか準備に時間を取れない方や、ある程度は式場に任せたい方にもおすすめです。プランナーと教育の行き届いたスタッフが、納得のいく結婚式を作り上げてくれるでしょう。
レストランタイプの結婚式場
3つめはレストランタイプの結婚式場です。レストランの中には、貸切って結婚式を挙げられるお店があります。会食のような形でカジュアルに挙式できるのが特徴で、近年メジャーになりつつある結婚式場タイプの1つです。
若い世代から好まれる傾向があり、美味しい料理で結婚式を彩ることができます。
レストランタイプの結婚式場のメリット
レストランタイプの結婚式場のメリットは以下のとおりです。
雰囲気
レストランタイプの結婚式場は元々雰囲気のお洒落なお店が多い傾向にあります。インテリアや照明、家具にこだわったお店も多数。そのため、自分で装飾にこだわらなくても会場の雰囲気は様になるでしょう。
お店によってはバーのようにムーディーな雰囲気のところもあれば、ナチュラルで開放感のある雰囲気のところもあります。レストランタイプの結婚式場と一口にいっても色々な雰囲気のお店があるので、自分の好みに合うお店を選べば手軽に理想の結婚式が実現できます。
またワイワイ食事を楽しみながら結婚式を挙げられるのが、レストランタイプの大きなメリット。レストランならではの美味しい食事を囲み、カジュアルな雰囲気で結婚式を進められます。
演出
レストランタイプでは、レストランならではの演出ができる結婚式場が多数あります。たとえばデザートやオードブルのビュッフェなど。見た目にも美しい料理がズラリと並び、どれでも好きなものを食べられるビュッフェはゲストにも喜ばれるでしょう。
ビュッフェを新郎新婦が取り分けたり、配り歩いたりする演出も非常に人気です。写真映えする上にゲストと交流できるため、思い出深い結婚式になること間違いなし。
また結婚式場によってはオープンキッチンでシェフが料理する様子を見られる場合もあります。目の前で美味しそうな料理が用意される様はゲストの目を引き、食欲をそそります。フランベなどちょっとしたパフォーマンスをしてもらえれば、より盛り上がるでしょう。
料理
レストランタイプの結婚式場といえば、やはり料理が見どころです。料理の質にこだわる新郎新婦は多数。ゲストの中でも、料理を楽しみにしている人は少なくないでしょう。
レストランタイプの結婚式場では、店の専属シェフがすぐそばで腕を奮ってくれます。そのため絶品かつできたての料理が楽しめるのが最大のメリット。
レストランタイプの結婚式場は本来レストランとして営業しているため、あらかじめ用意されたコースやメニューも多い傾向にあります。
またシェフとの距離が近いこともあり、メニューの組み換えや変更にも柔軟に相談できるお店が多いようです。2人にとってゆかりのある料理や、食材を使った料理を提供したい新郎新婦には特におすすめです。ケーキのデザインについても、新郎新婦の希望を聞いて柔軟に対応してくれるお店が多いようです。
アクセス
レストランタイプの結婚式場は、最寄り駅からのアクセスが良い場合が多いです。そもそもレストランを運営するにあたり、多くのお客さんを引き込むためにアクセスは必須。つまりレストランは元々アクセスの良い場所に開店する傾向にあるのです。
そのためレストランタイプの結婚式場なら、駅から近いところで検討できる店舗が多いでしょう。ただし、中には別荘のような離れた場所にあるレストランタイプの結婚式場もあります。
レストランタイプの結婚式場のデメリット
レストランタイプの結婚式場のデメリットは以下のとおりです。
サービス
レストランタイプの結婚式場では、ホールスタッフが当日の給仕を行います。そのため、ホテルや専門式場タイプに比べるとややサービスの質が落ちる可能性があります。
結婚式当日は料理を運ぶだけでなく、スタッフはあらゆる業務をこなします。たとえばゲストをエスコートしたり、ゲストのグラスが空になっていないか気を配ったりするなど。本来のレストラン営業では必要のない業務が発生するのです。
またホールスタッフの中にはアルバイトがいる場合もあるので、サービスの質に関しては専門式場やホテルに比べるとやや劣るかもしれません。もちろん、スタッフの指導や研修を行っているレストランも多くあります。
そのためサービスの質を見極めるためには、ブライダルフェアや見学時に自分がゲストになったつもりで参加すると良いでしょう。
設備
レストランタイプの結婚式場は、本来結婚式のために建てられた建物ではありません。そのためチャペルや神殿がない場合がほとんどです。つまりレストランタイプでの挙式は人前式になることが多数。もしくは別の場所で挙式をして、披露宴をレストランで行うという手段もあります。
またレストランには、新郎新婦とゲストに対して別の動線が用意されていないことが多いです。新郎新婦はゲストよりも先に準備をし、ゲストが全員着席したところに入場してくるのが一般的です。
しかしこの動線とエスコートがうまくいかないと、会場に入るゲストと着替えた新郎新婦が入場前に鉢合わせてしまうといった事態も。またお店によっては入り口が小さく、受付周辺が混雑してしまう場合があります。
レストランタイプの結婚式場を選ぶ際は、自分達が呼ぶゲストの人数と当日の動きをきちんとシミュレーションしておくことをおすすめします。
レストランタイプの結婚式場がおすすめな人
レストランタイプの結婚式場がおすすめなのは、以下のような方です。
- 料理にとことんこだわりたい
- 料理を使ったパフォーマンスをしたい
- ゲストとしっかりコミュニケーションを取りたい
- カジュアルな結婚式にしたい
- 駅から近い場所で結婚式を挙げたい
特に美味しい料理でゲストをもてなせるのが、レストランタイプの結婚式場を選ぶ最大のメリットです。見た目にも華やかで美味しい料理は写真映えも抜群。お腹も満たされてゲストの満足度も高くなること間違いなしでしょう。
またレストランタイプの結婚式場はテーブルの配置を工夫することで、しっかりゲストとコミュニケーションが取れます。ゲストに感謝の気持ちを伝えたい新郎新婦にもおすすめです。パーティーのような砕けた雰囲気なら、ゲストも楽しみやすいでしょう。
ゲストハウスタイプの結婚式場
最後にご紹介するのはゲストハウスタイプの結婚式場です。ゲストハウスは近年増えてきた結婚式場タイプの1つ。
一軒家をまるごと貸し切り、まるでホームパーティーのような雰囲気で結婚式を挙げることができます。ヨーロッパ風の邸宅をイメージした建物から緑豊かな庭園が美しいゲストハウスまで、その形態はさまざまです。
ゲストハウスタイプの結婚式場のメリット
ゲストハウスタイプの結婚式場を選ぶメリットは以下のとおりです。
雰囲気
ゲストハウスタイプの結婚式場は、アットホームかつお洒落な雰囲気を演出できます。多くのゲストハウスでは一軒家を丸ごと貸切って挙式を行うため、その様子は海外のホームパーティーさながらです。まるで新郎新婦がゲストを新居に招待しているかのような雰囲気が楽しめます。
またゲストハウスタイプの結婚式場は、2000年代に入ってから建てられたものが多いです。そのため多くの結婚式場では、今どきでお洒落な雰囲気の内装も楽しめます。
また緑に花が映えるガーデンや、海外映画などでよく見るプールを備えた結婚式場も多数。屋内、屋外を問わずあらゆる場所でインスタ映えな写真が撮れるでしょう。
全体の雰囲気は、メルヘンな雰囲気の邸宅からクラシックで格式高い雰囲気の式場までさまざま。自分達の好みに合わせて結婚式場の雰囲気を選べるのも、ゲストハウスタイプの大きなメリットといえます。
設備
多くのゲストハウスは最新の結婚式に対応できる設備を整えています。たとえばプロフィールムービーを映すスクリーンや、BGMを流すための音響装置、司会のマイクなど。ほとんどのゲストハウスにはきちんと結婚式を挙げられるよう、基本的な仕様が整っているのでご安心ください。
ほかにも、ライスシャワーやフラワーシャワー用のアイテムを用意してもらえるなど、式場によってさまざまな設備が整っています。
演出
ゲストハウスタイプの結婚式場ではあらゆる演出が可能です。ホテルや専門式場よりも演出の自由度が高いのもゲストハウスの魅力。
たとえば邸宅のどこから入場するか、ガーデンウエディングにするか、といったことも全て自分たちで自由に決められます。アイテムの持ち込みが自由なゲストハウスも多いため、余興での楽器演奏や全員で盛り上がるビンゴ大会などあらゆる催しができるでしょう。
なおゲストハウスタイプの結婚式場スタッフは、2人の理想がかなう演出を高い提案力でサポートしてくれます。
家を一軒まるごと使えるといっても、何をすれば良いか困ってしまう新郎新婦もいるでしょう。そんなときはプランナーを頼ってみるのもおすすめです。人気の演出や、2人らしいオリジナリティのある演出をアドバイスしてくれるでしょう。
ゲストハウスタイプの結婚式場のデメリット
ゲストハウスタイプの結婚式場を選ぶデメリットは以下のとおりです。
料理
ゲストハウスタイプの結婚式場の中には、あまり料理の提供に力を入れていないところもあるようです。料理の質にこだわるゲストハウスではオープンキッチンを設けていたり、当日のコースメニューもシェフと直接相談できたりする場合があります。
しかしところによっては、やや会場から離れた厨房から料理を運んでくるため熱々で料理が提供できない場合や、料理のメニューが制限される場合もあるようです。こうしたゲストハウスでは、ホテルやレストランにあるような本格的な厨房がない場合も多数。
料理にこだわりたい場合はブライダルフェアなどで試食し、味を確かめましょう。また厨房との距離、メニューも事前に見ておくと安心です。
広さ
多くのゲストハウスでは、一軒家を貸切って結婚式を挙げます。そのため家族や親しい友人だけを呼ぶ場合、会場が広すぎてしまう可能性も。
少なくとも30名以上のゲストがいれば広すぎることもなく、ゆったりとゲストハウスタイプの結婚式場を利用できるでしょう。
反対に100名以上のゲストを呼ぶ大規模な結婚式を挙げる場合は、あらかじめゲストハウスの収容人数を確認しておくことをおすすめします。
ゲストハウスタイプの結婚式場がおすすめな人
ゲストハウスタイプの結婚式場がおすすめなのは、以下のような方です。
- ホームパーティーのような結婚式を挙げたい
- ゲストと近い距離で結婚式を楽しみたい
- ガーデンウエディングがしたい
- きれいな写真をたくさん撮りたい
- オリジナリティあふれる演出がしたい
ゲストハウスタイプでの挙式をする醍醐味は、新郎新婦が一から演出を考案できることでしょう。家を一軒貸し切りできるということもあり、かなり自由度の高い結婚式が実現できます。
ただし、演出にこだわりのない方や格式高い雰囲気を重視したい方にとっては、ゲストハウスタイプは向かないかもしれません。現代風で、カジュアルな結婚式にしたい方におすすめです。
結婚式場タイプ以外に注意するポイント
結婚式場を選ぶ際には、タイプ以外にも以下のような点に注意する必要があります。
- 結婚式場のアクセス
- プランナーの対応
- 料金
- ドレスサロンや美容師との提携
- 演出の柔軟性
ではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
結婚式場のアクセス
まずはアクセスです。どれだけお洒落な場所でも、ゲストが来るのに苦労する立地では満足度が下がってしまうでしょう。新郎新婦自身が打ち合わせに行くのにも、一苦労です。
主役とゲストの両方の利便性を考えると、アクセスは非常に重要です。駅からどのくらいで行けるかどうか、また駅からタクシーは拾いやすいかなどを確認しておきましょう。また、結婚式場から送迎バスが出る場合もあるので、その有無も確認しておくと安心です。
ちなみに結婚式場と披露宴会場を別にする場合は、その間をどのように移動するかも要確認です。
プランナーの対応
続いてチェックすべき点はプランナーの対応です。プランナーは企画から当日の進行までを管理する重要な役割。新郎新婦にとって信頼のおける人を選ぶのがベストです。
チェックすべきポイントは主にレスポンスの早さや対応の丁寧さ、提案力の高さなどです。これらをブライダルフェアの段階から確認しておくと良いでしょう。
また、話やすさや性格の相性の良さも意外と重要なポイントです。相性の良いプランナーなら、新郎新婦のことをきちんと理解した上で、理想の結婚式をサポートしてくれるでしょう。
料金
続いて料金です。当然ながら、いくら好みの結婚式場でも予算が合わなければ予約できません。あらかじめ予算は決めておきましょう。両家の両親が結婚式費用を負担してくれるのか、といったことも事前に要確認です。
結婚式の準備は進めて行くうちに、料理のグレードアップやオプションの追加などで料金が高くなっていくことがしばしば。
結婚式場を決める段階では、決まった予算の中で余裕を持って選ぶと良いでしょう。また、見積もりをもらうときには最安値ではなく、できるだけ現実的なプランで提示してもらうことをおすすめします。
ドレスサロンや美容師との提携
結婚式場を選ぶときには、ドレスサロンや美容師などと提携があるか確認しておくことをおすすめします。特に自分でドレスを持ち込みたい方や、依頼したいサロンが別にある方は要チェックです。
結婚式場によってはドレスの持ち込みができなかったり、別途料金がかかる可能性も。もし結婚式場内の提携サロンで衣装を選ぶ場合、どのくらいの着数があるのか確認できるとベストです。
和装についても同様。どの程度の種類があるのか、好みの柄がありそうか、確認しておくことをおすすめします。
演出の柔軟性
今回ご紹介した結婚式場では多くの場合、ブーケトスやライスシャワー、ファーストバイトやビュッフェなどメジャーな演出に対応できるでしょう。しかしオリジナリティあふれる演出を考えている場合、事前に対応可能かどうか問い合わせる必要があります。
まとめ
結婚式場のタイプについてご説明しましたが、いかがでしたか？結婚式場には4つのタイプがあります。それぞれのメリットがあり、自分たちのこだわりたいポイントで選ぶのがおすすめです。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、自分たちらしさあふれる結婚式を作ってください！
