結婚式に関する手続き2
小物の購入・用意
続いて結婚式の演出に必要な小物や手作りアイテムを用意します。結婚式に必要なものは演出を考えていくうちにパラパラと出てくるもの。そのため、必要だと判断したものから忘れないうちに用意していくことをおすすめします。
忘れてしまいそうな方は、自分で用意するもののリストを作っておくと良いでしょう。
リングピロー
リング交換を行う場合、リングを乗せるリングピローというクッションが必要です。これは自分で作ることもできますが、インターネット通販での購入が簡単でおすすめです。
中にはほかの新郎新婦が使用したリングピローが、メルカリなどのフリマアプリで安く販売されていることもあります。
ウェルカムボード・ウェルカムアイテム
多くの新郎新婦が、ウェルカムボードやウェルカムアイテムで受付を飾っています。ウェルカムボードには新郎新婦の似顔絵や、写真のコラージュなどが用いられることが多いです。
一方、ウェルカムアイテムは2人らしい飾りつけならなんでもOK!ディズニーの好きな2人なら、かわいいキャラクターのぬいぐるみで受付を飾っても良いでしょう。
ウェルカムアイテムが充実していると写真映えするスポットが増えるほか、ゲストにも喜ばれる傾向にあります。結婚式全体の雰囲気を考えながら、用意してみてください。
少なくとも当日までには結婚式場に搬入するので、持っていくと決めたものは少しずつ箱づめしておきましょう。
芳名帳
芳名帳とは、受付で使用するゲストの名簿のことです。結婚式場で用意してくれることもあれば、自分たちで用意するケースもあります。
芳名帳には、特に決まった書式はありません。そのためゲストの名前が載ったリストを自宅でコピーし、台紙を付けるだけでも問題ありません。きちんとした芳名帳を用意したい場合は、インターネット通販で購入するのもおすすめです。
SE用のCD
多くの結婚式場では、自分たちでCDを持ち込むと好きなタイミングで曲をかけてくれるサービスを行っています。そのため音響やSEに関する希望がある場合は、あらかじめCDを用意してプランナーに渡しておきましょう。
音響担当の人はあらかじめCDがきちんと再生できるか確認します。また、曲を流すタイミングを、新郎新婦を打ち合わせする必要もあるので、CDは早めに用意しておくと安心です。
当日の台本
披露宴では新郎新婦が自らゲストに挨拶をするシーンがあります。このとき、台本があると安心して臨めるでしょう。もちろんアドリブでも問題ありませんが、当日はやはり緊張する新郎新婦が多いため、台本を用意しておくことをおすすめします。
挨拶の例文やテンプレートは、インターネットで検索すればすぐに出てきます。内容を少し変えて自分たちらしさをプラスすれば、ゲストにもおもてなしの気持ちがより伝わるでしょう。
両親への手紙
披露宴中の演出で両親への手紙を読む場合は、手紙を前もって用意しておきましょう。手紙は当日持ってくるのを忘れなければ、いつ書いても問題ありません。
前日に書いた方が気持ちをこめられるからという理由で、あえて結婚式前日に手紙を書く人も多いようです。
衣装に必要な小物
衣装は基本的に結婚式場で貸出してもらえるものがほとんどです。しかし、中には貸し出しではなく買い取りとなるものもあります。たとえば和装の肌襦袢やインナー、足袋などです。肌に触れるもののため、これらは式場を通して購入するか、自分で用意することになります。
また、洋装でも付けたいヘアアクセサリーや小物がある場合は、あらかじめプランナーに伝え、渡しておきましょう。
引き出物を決める
次に引き出物を決めましょう。引き出物は多くの場合、結婚式場で提携するギフト会社のカタログから注文できます。そのため、結婚式場から数多くのカタログを渡されることになるでしょう。
引き出物の申し込み締め切りは、式場によりまちまちです。あらかじめ期限を聞いておき、余裕を持って選びましょう。式場によってはゲストごとに引き出物を変えることもできますが、全員同じでも問題ありません。
上司には友人よりも1ランクグレードの高いもの、といった分け方をすると良いでしょう。また新郎新婦の両親は結婚式の主催者側にあたるので、基本的に引き出物は必要ありません。その代わり感謝の手紙や花束を披露宴中に渡す、といった演出が主流です。
二次会について決める
披露宴のあと、二次会を行うかどうか2人で相談して決めましょう。もし行う場合は、早めに場所をおさえておくことが必要です。二次会の開催場所を決める際は、実際に利用した人の口コミや店内の画像などでお店が良さそうなところか確認しておきましょう。
また、中には結婚式場が提携している二次会会場を紹介してくれる場合もあります。迷ったらプランナーに相談してみるのも良いでしょう。
招待状の準備・送付
ゲストに招待状を送るのは、結婚式の2~3ヶ月前とされています。招待状の返信期間は結婚式の約1ヶ月前が一般的です。
招待状の中に同封するのは、結婚披露宴の案内、出欠席を確認するための返信用はがき、二次会案内です。返信用はがきには出欠席の確認だけでなく、食物アレルギーの有無を確認する項目もあると親切でしょう。
また式場や外注業者に招待状の制作を委託する場合は、早めにゲストの名前と住所、連絡先をまとめて伝えておくのがポイントです。
招待状を手作りする場合は早めに準備
自分たちで招待状をデザインし、刷る場合は早めに準備を進めましょう。特に100均の材料などを使って手作り招待状を工作する場合、使用する台紙などといったアイテムの入手はお早めに。
ゲストの数が多いと、人数分の材料が手に入らないなどといったアクシデントもあります。
名前や住所の誤字脱字に注意
招待状に記載するゲストの情報は、誤字がないよう細心の注意を払いましょう。特に名前の感じやつづりが間違っていると、ゲストに不快な気持ちを与えてしまいかねません。
あらかじめゲスト本人から送ってもらった情報をコピーアンドペーストしてパソコンに取り込み、リスト化しておくと非常に便利です。送付する前には新郎新婦でダブルチェックできると、なお良いでしょう。
返送された招待状の確認
結婚式1ヶ月前までに、ゲストから招待状の返送が来ます。返ってきた招待状は、すみやかに開封して確認しましょう。
もし欠席がある場合や、食物アレルギーがあることが記載されていた場合はすぐに式場に連絡を入れます。食物アレルギーのある人に対しては、メニューを差し替えてもらうなどの対応をしてもらいましょう。
ペーパーアイテムの作成
招待状が返ってきたらゲストの人数が確定し、席次表・席札が作れます。一般的にペーパーアイテムは招待状・席次表・席札の3セット。ゲストの出欠席について不確定要素がなければ、招待状と一緒に席次表と席札を作っておいても良いでしょう。
ペーパーアイテムは完成し次第結婚式場に持ち込み、預けて起きます。当日は席次表に基づき、式場スタッフが席札などを配置してくれます。
ネイルサロンやヘアサロンに行く
結婚式に必要なものがそろい、あとは本番を迎えるだけといった頃。必要に応じて髪を切ったり、ネイルサロンに行ったりして身だしなみを整えましょう。新婦だけでなく新郎も直前に髪をカットしておくと、当日のセットが楽です。
結婚式アイテムの搬入
結婚式の直前で、いよいよ結婚式に必要なアイテムを搬入します。たとえばウェルカムボードや、ウェルカムアイテムなどです。
結婚式場によって、持ち込みのタイミングはまちまち。しかしほとんどの式場は2日以上前からの搬入に対応しているようです。結婚式で怖いのは、当日に忘れ物が発覚するという事態。
このようなことがないよう、あらかじめ搬入して、どこに何を飾るのかプランナーと打ち合わせしておきましょう。
結婚式の準備と同時またはあとで行う手続き
新婚旅行を考えている場合や、結婚式と同時期に新生活を始める場合は、別途準備が必要です。これらの手続きは結婚式の準備と並行すると非常に忙しくなるため、結婚式のあとなどに準備を始めることをおすすめします。
新婚旅行の準備
新婚旅行に行く場合、まず日程を決めてお互いの休みを合わせます。宿や航空券などを取る前に、まずは職場に連絡を入れて休みが取れることを確認しましょう。
海外に行く場合は、事前にパスポートの取得が必要です。パスポートは各地の窓口で申請する必要があり、受け取りまでは最短1週間とされています。また、窓口が空いている日時は限られているため、早めに取得しておきましょう。
新婚旅行と同時に前撮りをする場合は、撮影のスケジュールなど写真屋との打ち合わせが必要です。
新生活の準備
引っ越しして新生活を送る場合、やるべき手続きの順番は以下のとおりです。
- 物件を見つけて契約する
- 入居日に合わせて引っ越し業者を手配
- 現在の住所で転出届けを出す
- 新しい住所で転入届けを出す
- その他国民健康保険や年金の手続きをする
時期によっては引っ越し業者を手配するのが難しい場合があります。そのため、新居に入居するまでの期間は余裕を持ちましょう。
なお、旧住所から結婚式の招待状を送った場合、郵便物の転送届けを出さないと新住所にゲストの返信が届きません。郵便物の転送届けはインターネット上で簡単にできるので、忘れないうちにやっておきましょう。
まとめ
忘れがちな結婚式前の手続きや準備についてご紹介しましたが、いかがでしたか?これを見て「こんなにやることがあるんだ…。」と思った方も多いと思います。しかし、ご紹介した中には、やらなくても問題ないものや外注できるものもありました。
準備に時間が取れない方や、忙しい方はできるだけ自分たちの負担が少ない方法で準備を進めて行くと良いでしょう。せっかくの結婚式の準備は、楽しみながら進めたいものです。ぜひ、無理のないスケジュールで最高の結婚式を完成させてください!