「結婚式って、いったいいくら掛かるんだろう」
結婚式準備をはじめたばかりのころ、多くのカップルは漠然と不安になってしまうはず。
一生に一回とはいえ、結婚準備には結婚式以外にも本当にたくさんお金が掛かります。新居の準備に家電や家具の購入。それに新婚旅行だって、プレミアムな思い出にするためにはいつもよりワンランク上の旅行を楽しみたい♡
と、色々考えると結婚式ばかりにお金を使うわけにはいきませんよね。
そこで今回は、元プランナーの筆者から結婚式のお金にまつわる話をまるっとご紹介します。結婚式の費用相場や、見積もりが上がってしまう理由、それに結婚式費用の節約術まで。
この記事を読んで、まずは結婚式費用全体のハウツーをチェックしましょう!
人には聞きにくい…「みんなの結婚式っていくら位?」
では、まずきっとこの記事を読んでくださっている方がいちばん気になさっている「結婚式って、普通いくらくらい?」から見ていきましょう。
先輩カップルのリアルな結婚式代
ゼクシィ結婚トレンド調査2020では、先輩カップルが実際に結婚式にいくらかかったのかというアンケートを実施しました。
それによると、結果がこちら!
『挙式、披露宴・ウェディングパーティー総額平均 382.6万円』
出典 : ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
結婚式に招待するゲストの平均人数が、62.8人となっているので、ざっと計算すると一人当たり60,923円という計算になります。
一生に一回の結婚式とはいえ、決してお安い金額ではありませんよね……。
結婚式のお金は地域差も大きい!
そして結婚式のお金を知る上で、もう一つ知っておいて欲しいことがあります。
それは結婚式に掛けるお金は、地域差がとても大きいということ。
参考までに、地域ごとの結婚式費用相場を比べてみましょう。
- 北海道:203.8万円
- 首都圏:382.6万円
- 東海:354.1万円
- 関西:359.5万円
- 四国:366.9万円
- 九州:387.6万円
出典 : ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
とこのようにかなり金額に差があります。
特に突出して結婚式費用が少ないのは北海道です。
北海道の結婚式は、ご祝儀制ではなく会費制で行われるのが一般的。そのため、引出物や引菓子などもなく、料理代もご祝儀制の結婚式に比べて控えめです。
そのため会費制の結婚式は、アイテムごとに掛ける全体の費用も控えめなことから、総額もこのように抑えめになります。
また結婚式に招待する人数にも地域によって大きな差があり、地方になるほど、結婚式の規模は大きくなる傾向にあります。もちろん、招待する人数が増えるので、合わせて結婚式の費用も大きくなりがちです。
結婚式に掛けるお金は親御さまともじっくり相談を
今ご紹介した通り「結婚式といえば、このくらい費用をかけるべきものでしょ?」は地域によって大きく異なります。
つまり、ご両親の出身地次第で「結婚式といえば、普通このくらいお金を掛けるでしょ」の“普通”の金額も違っている可能性が大きいということ。
結婚式における地域差はお金に限った話ではありません。結納に対する考え方や、引出物の内容や掛けるべき費用も地域や習慣によって大きく違っているものです。
ですから、新郎新婦さまおふたりが決めたことでも、ご両親によって、またご両家の間でも考えが違うことは少なくありません。”価値観のちがい“ですね。
そのため、この価値観のちがいが後になって大きなトラブルの原因にもなりがちなんです。
面倒に感じてしまうこともあるかもしれませんが、結婚式の準備をすすめるときには、必ずご両家のご両親の意見も伺いつつ進めることが鉄則です。
特に、結婚式のお金の話は。
そのファーストステップが、結婚式の予算を決めるとき。
おふたりの予算やご両親が考える結婚式に掛けるべき費用なども考慮しながら話を進めていきましょう。
『予算の立て方』結婚式のお金を支える3つの柱
結婚式の費用は、ご紹介した通りとても高額です。加えて、新婚旅行や新居の準備、それに新生活のこともありますので、費用の計算は慎重に進めたいですね。
そこでここでは、結婚式費用の予算の立て方についてご紹介します。
結婚式の予算の立て方
結婚式の予算を考えるときには、おふたりの負担額(貯金)だけで計算するのではなく、一般的には以下の方法で計算します。
『ふたりの負担額(貯金額)』+『ご祝儀』=結婚式費用
この『ご祝儀』とは、おふたりの結婚が決まった後、みなさまからいただくお祝いのことです。
ご祝儀金額の相場は、おふたりとの間柄によって違っています。
- 親戚:5~10万円
- 上司・恩師:3~5万円
- 友人:3万円
相場に多少の差がありますが、ご祝儀を計算するときには、一人当たり3万円で計算するのが一般的です。
そこで、仮に計算してみると……
- おふたりが結婚式に掛けられる費用:150万円
- 結婚式に招待するゲストの予定人数:60人×3万円=180万円
となりますから『150万円+180万円=330万円』が、今結婚式に掛けることができる予算の目安となります。
親の援助&ご祝儀みんないくら位?
『おふたりの貯金額』と『ご祝儀』に加えて、もう一つ目安になるのが、ご両親からの援助です。
ゼクシィ結婚トレンド調査2020では、ご両親からの援助についてもアンケートが実施されていました。
その結果がこちら。
『親・親族からの援助はありましたか?』
- 夫側からのみ援助があった:9.7%
- 妻側からのみ援助があった:13.2%
- 夫側と妻側両方から援助があった:70.5%
- わからない:2.6%
『援助平均:199.5万円』
と、必ずというわけではありませんが、多くのカップルは親御さまからの援助があったと答えています。
ですから、結婚式の費用を計算するときには
- ふたりの貯金
- ご祝儀
- 親からの援助
この3つを柱として、予算を立ててみましょう。
結婚式の見積もりは上がる!
「結婚式の見積もりは上がるみたい」という話を聞いたことありませんか?
元プランナーの筆者の経験でいうと、この話はウワサではなくホントの話なんです。
担当させていただいた新郎新婦さまの多くは、最初の見積もりから金額がアップしてしまいました。
その理由とは……。
「結婚式の見積もりが上がった」と答えたカップルは約8割!注目はその金額!
ゼクシィ結婚トレンド調査2020では、結婚式の見積もりが上がったかについてもアンケートが取られていました。
その結果「結婚式の見積もりが上がった」と答えたカップルは、全体の79.3%。
と、8割近いカップルが最初の見積もりから、実施に支払った金額はアップしたと答えています。
しかも注目してほしいのは、その上がった金額です。
なんと平均111.5万円もアップしているのだとか!
この「上がった金額」を聞いてしまうと、とても驚いてしまいますよね……。
結婚式の見積もりをあげてしまう大きな3つの理由
多くのカップルが、結婚式の見積もりが上がったと答えています。しかもアップした金額の平均は100万円を超えています。
それは、大きく3つの理由があります。
- 最初の見積もりは最小限のものしか含まれていない
- 金銭感覚がまひしてしまう
- 途中経過の見積もりをこまめに確認していない
式場見学に行った時点では、新郎新婦さま自身も、そしてプランナーもお客様が何をどの程度必要なのかまだ分かっていません。そのため、最初の見積もりは必要最低限のものが、含まれているのみ。
あとになって追加になるアイテムが多く、結果的に見積もりをあげる一番の原因になっています。
結婚式のアイテムといえば、多くはひとつ数万円単位。そのため「1万円くらいアップしてもいいよね♪」なんて気分になってしまい、金銭感覚が麻痺してしまいがちなんです。
その積み重ねが、結果的には数十万円のアップにつながってしまう原因に……。
結婚式の見積もりは、少しずつ必要なアイテムが追加されていくシステム。そのため、こまめに見積もりをチェックしておかないと「気づいたら100万円もアップしてた!」なんてことは珍しくありません。
結婚式の見積もりはできるだけこまめにチェックするように気を付けましょう。
結婚式の費用は、見積もりを定期的にチェックしておくことで、金銭感覚の麻痺を防ぐことができますし、急激な見積もりアップも防ぐことができます。
これも大切な結婚式費用の節約術*
式場では、2~3回程度しか途中の見積もりをいただくことができない場合もあります。
そんなときは、エクセルで見積もりを常時自己管理!見積もりの増減をこまめにチェックしておいて「今、結婚式のお金はいくら必要になっているのか」常時確認しておきましょう。
結婚式のお金はいつ?いくら必要?支払い時期も把握しておこう
結婚式のお金のことを知るなら、お金が必要なタイミングも把握しておきたいですね。
結婚式の費用といえば、一般的に支払いのタイミングは以下の通りです。
- 申込金(契約金)
- (一部式場)中間金
- 結婚式の1~2週間前 最終支払い金
- (必要に応じて)当日追加料金
詳しく解説していきましょう。
申込金(契約金)
結婚式のお金をまず最初に支払うのが、この「申込金」です。
式場と正式契約するときの、手付金として支払います。
申込金の相場は、10~20万円程度。
カード支払いが可能な式場も多いです。
この申込金は、結婚式の最終支払いの際に総額から相殺されます。ですが、万が一結婚式をキャンセルとなれば、この申込金は返金されません。
結婚式を申し込むときには、結婚式の日程や見積もり、それにご両親ともしっかり相談の上正式契約をしましょう。
(一部式場)中間金
全ての式場ではありませんが、中間金の支払いを導入している式場も。
『中間金』とは、打ち合わせの2回目もしくは3回目に、その時の見積もりの半額程度を収めるシステムです。
この中間金の支払いのために、見積もりが作られます。この見積もりが、式場見学時にもらった見積もりから、2回目にもらう見積もりになる場合も。
ここでもらう見積もりは、演出アイテムや引出物、スナップアルバムなど必要なものがぐっと詰まった内容になっています。そのため、最初の見積もりからドッと上がってしまい、あまりの上がりっぷりに驚いてしまうカップルも多数います。
結婚式の1~2週間前 最終支払い金
多くの式場では、結婚式費用は前払いになっています。
人数変更や注文アイテムの最終変更締め切り前後に作られるのが、この最終支払い金のための見積もりです。
『申込金』や『中間金』を差し引いた金額が、最終支払い金額になります。
申込金は「カードOK」なところも「結婚式費用はカードNG」となっている式場が多数です。ですので、この時点で結婚式の費用を現金払いできるだけの備えが必要です。
(必要に応じて)当日追加料金
当日追加になったドリンク代や、着付けヘアセット代、また「結婚式で使ったブーケを、どうしても押し花アレンジにして一生手元に置いておきたくなった」などの理由で、結婚式当日に追加支払いが発生することもあります。
金額はそれほど大きなものではありませんが、それでも内容によっては10万円を超える場合もあるため注意しておきましょう。
結婚式のお金を考えるときには『見積もりに載っていない費用』も忘れない
結婚式のお金のことを意識するときには、どうしても式場でもらった見積もりばかりに気が向いてしまいがちです。
けれど、忘れてはいけないのが、結婚式に関わる費用は、見積もり以外にもたくさんあるということ!
お車代
『お車代』とは、大きく2つの意味があります。
ひとつは“交通費”としてのお車代。
新幹線や飛行機などを使って遠方からお越しのゲストに、交通費としての『お車代』をお渡しします。
交通費としてのお車代をお渡しするのは
- 片道分だけ
- 往復負担
- 往復+宿泊代
などパターンはさまざまです。
交通費としてのお車代は、現金でキリの良い金額をお支払いするパターンと、もう一つは直接チケットを新郎新婦さまが手配をしてお渡しする場合も。
ここは、ご両親にも相談すべきポイントといえるでしょう。
なぜなら、ご親族間において「これまではこのパターン」があるからです。
お車代の負担割合は、両家で揃える必要はありません。それぞれの「これまで」に合わせてお車代を負担するように心がけてください。
ふたつ目のお車代は“お礼”として。
主に『主賓挨拶』や『乾杯』などをお願いした上司や恩師に渡すものです。
実質、主賓挨拶や乾杯の発声をしていただいたお礼に当たるものなんですが、それを『お車代』としてお渡しするのが一般的です。
この“お礼”の意味を持つお車代の相場は、1万円前後です。
お礼
結婚式に関わるお手伝いをしてくれたゲストにお渡しする『お礼』。
受付や余興、スピーチなどをお手伝いしてくれたゲストが対象です。
ですが、お友だちの場合「お礼として現金を渡してしまうのは、気を使わせてしまうかも」と思われる場合もあるかもしれませんね。
その場合は現金ではなく、プレゼントでお渡しするパターンもあります。
お礼の相場は、人数や立場によって3千円~1万円です。
心付け
結婚式をサポートしてくれたスタッフの方にお渡しするのが『心付け』です。
担当のプランナーさんや、ヘアメイクさん。それにカメラマンや司会者さん、中には着付けをしてくださった方にお渡しする方も。
ただしスタッフへの心付けに関しては、式場の運営会社の取り決めとして「お受け取りはしていない」としている式場もあります。
ですので、心付けは必ずしも現金でお渡ししなくてもOK。代わりに菓子折りを渡す新郎新婦さまもいます。
筆者もプランナー時代は、式場から心付けを受け取らないようにといわれていました。
規約にも記載されていたので、新郎新婦さまからはプレゼントをもらうことが多かったです。
事前に好みをリサーチしてくださっていたので、今でも大切に使っている雑貨もあります♡
結婚式のお金は何にいくらかかってるの?特に見積もりを上げてしまいがちなアテム
前述の通り、結婚式の見積もりは後になってグッと上がってしまいがちです。
では、いったい何にいくら必要になるのでしょうか……。
ここでは結婚式に関わるアイテムの中でも、特に後になって見積もりを上げるアイテムについてご紹介します。
料理
結婚式でゲストをおもてなしするためにこだわりたい『料理』。
料理の平均は1万5600円です。
最初の見積もりでは、最低ランクのコース金額になっていることがほとんど。
だから仮に1万円の見積もりだった場合、5,600円もアップすることになりますね。
しかも1人5,600円ですから、ゲスト人数分ともなると60名のゲストの場合は、33.6万円の見積もりアップになります。
さらに料理代といえば、多くの式場ではサービス料が加算されます。
サービス料が10%の場合だと、ざっと計算しても40万円弱見積もりが上がる計算になります。
結婚式のお金のことを考えると、大きな負担となりますが、だからといって料理をやみくもに節約してしまうのはとても危険。
なぜなら結婚式の料理は、ゲスト老若男女問わずの期待の声も多く「料理の内容が、結婚式の評価を左右する」といっても過言ではないからです。
ご両親にとっても、おもてなしアイテムとして重要な『料理』。
おふたりだけで決めるのではなく、ご両親にもアドバイスをいただくようにしましょう。機会があれば、試食会などに一緒に参加して料理内容を決めておくと、おふたりにとってもご両親にとっても安心ですよ。
衣裳
新婦さまの中には、『衣装』は特にこだわりたい人も多いのではないでしょうか?
見積もりでは、最低ランクの衣裳が、お色直しをしない前提でしか含まれていないことがほとんどです。
そのため『衣装』も見積もりアップの大きな原因に。
衣裳の相場は
- ウェディングドレス:27.6万円
- カラードレス:24.9万円
またもしお色直しをするとなると、衣装代以外にも『ヘアメイク代』や『ブーケ』も追加が必要ですので、ここもざっと計算すれば30~35万円以上の追加が必要になる可能性が大!
けれど新婦さまにとっては大切な『衣装』です。
予算と、こだわりの天秤はとても難しい選択ですね。
できるだけ、ドレスサロンに行く前には「アップしても○万円まで」とアップしたとしてもという前提で、金額の予算を決めていくと、大幅なアップ料金は回避できるかも!
スナップアルバム
最初の見積もりでは、含まれていないことが多いにも関わらず、実際は9割以上のカップルが注文している『スナップアルバム』。
こちら平均が22.1万円と、とても高額です。
「どうにか節約できないか……」
という声も聞こえてきそうですが、ここがなかなか難しいところ。
「アルバムはいらないからスナップ撮影のデータだけ欲しい」
と希望する新郎新婦さまも多いのですが、データだけを販売しているケースは稀です。
多くは『スナップアルバム』を購入することが前提だからです。
装花
使用するお花の種類やボリュームで、大きく見積もりを上げる原因にもなる『装花』。
旬のお花ではない花材や、くすみ系のニュアンスカラーはとても素敵で人気も高いのですが、装花代を大幅にアップさせてしまうきっかけになっています。
だからといって、ボリュームを少なくしすぎてしまうと、ゲストテーブルもメインテーブルもとても貧相になってしまう危険もあるから、注意したいところですよね。
装花を節約するなら『お花の種類は指定せず、色味だけを指定する』です。
希望の色に近い色味で、旬のお花を使って出来る限りイメージに近い雰囲気を、予算内で作りだしてくれるはずです!
引出物・引菓子・縁起物
新郎新婦さまだけではなく、ご両親の意向も大きい『引出物』『引菓子』『縁起物』。
特に『引出物』は、ご両親からゲストの皆さまにという意味があるため、ご両親が思われる費用の相場や内容をしっかり確認しておく必要があります。
またお渡しする品数についても、それまでのご親族間の慣習に合わせて準備しましょう。
引出物は『贈り分け』もOK。
『贈り分け』とは、親族や友だちなど贈る相手によって内容を変えること。
引出物や引菓子は、ご祝儀に対するお礼の意味もあります。そのため、ご祝儀の相場に合わせて選んでみるのも一つの方法です。
引出物はご祝儀に対するお礼の意味もあるので、贈り分けは大切なおもてなし術のひとつともいえます◎
結婚式のお金は賢く節約しよう!3つの節約術
結婚式のお金の話には、欠かすことのできない節約術*
ここでは特に、これから結婚式準備をはじめる方に知っておいて欲しい3つの節約術をご紹介します。
結婚式最大の節約のチャンスは申し込み前にあり!
結婚式の費用を最も節約できるチャンスは、結婚式を申込する前にあります。
ポイントは3つです。
1.結婚式は安くなる日がある!
年中行われているように見える結婚式ですが、一年の中でも『結婚式が多い時期』と『結婚式が少ない時期』があるんです。
『結婚式が多い時期』は、気候の安定している春や秋。
具体的には、4~5月と10~11月は特に人気のシーズン。
そのため、この4か月は割引やお得なプランが少なく、いわゆる“定価”で販売されている状態です。
一方、暑さや寒さが気になる夏や冬、特に8月と1月に関しては結婚式の実施件数がガクンと少なくなる時期。
ですから、1件でも多くの結婚式を獲得すべく、大幅な割引プランが用意されていることも少なくありません。
同じ内容のアイテムを使って、同じ人数の結婚式をしたとしても春や秋の結婚式と比べれば数十万円お安くなることも!
更に、結婚式の日程はお日柄によって金額が異なる場合も。
特に『仏滅』は特別な割引プランがあったり、見積もりの大幅値引きが期待できます。
人気の春や秋の結婚式も、仏滅なら少しお値引きが期待できるかも!
2.結婚式の準備期間が短いと安くなる
結婚式の見積もりは、結婚式の日が近づくにつれてお安くなります。
特に、結婚式までの準備期間が半年を切るような日程なら、数十万円の大幅値引きプランを用意している式場が多数あります。
人気の春や秋の結婚式も、運よく日程が空いていれば、お得に結婚式を挙げられるチャンスも◎
“結婚式まで半年”と聞くと、結婚式の準備期間が短くなることに心配する新郎新婦さまも多いと思います。
けれど一般的には、打ち合わせがはじまるのは、結婚式の4か月前。
それまでは衣装合わせをしたり、コツコツ手作りを進めるなどをすることが多く、本格的な準備が始まるのは4ヵ月前です。
そのため結婚式まで半年といっても、焦らず準備ができるのでご心配なく!
3.持込NGをOKにするのは申し込み前だけ
結婚式の費用を節約するなら、『持込』も確かな節約テクのとして有効です。
『持込』とは、式場で販売されているではなく、外部で購入したいアイテムを式場に持ち込んで使用すること。
結婚式で使用するアイテムは、業者からの納入金額に2~3割程度式場側が手数料を上乗せして販売されています。
ですから、持込をすれば2~3割がお得になるということ!
「では、結婚式で使うアイテム全てを持込すれば良いのでは!?」
なんて声が聞こえてきそうですが、そうは上手くいかないのが結婚式費用の節約の難しいところ。
全てのアイテムを持込されてしまうと、式場側の売上が激減に……。
ですから、そもそも持込が出来なかったり「持込するなら、持込料が必要になります」ということも。
特に持込がNGになっているのが、人に関わるアイテム。
例えば、スナップアルバムのカメラマンや司会者、それにヘアメイクさんも持込NGがほとんど。
この方々は、披露宴全般の進行にもかかわる存在。
そのため普段からコミュニケーションをとっている自社スタッフの方が、結婚式を円滑に進めることができるという式場側の都合もあります。
また持込はできるけれど、高額な持込料が掛かりがちなのが、衣裳です。
持込料の相場は1着に対し5万円から高いところは10万円と指定している式場も。
けれど、結婚式を申し込む前なら「持込料を無料にしてくれたら!」「持込をOKにしてくれたら!」という条件交渉も可能。
一度申し込みをしてしまうと、持込NGをOKにする機会はありません。
大きな節約のきっかけにもなる持込をするなら、ぜひ申し込み前に交渉してみてください。
「ここはこだわりたい!」アイテムに優先順位をつける
結婚式のアイテムは、本当にたくさんあります。あれもこれもとこだわると、あっという間に結婚式の見積もりは何十万円もアップしてしまいます。
そのため、結婚式のアイテムにはぜひこだわりたい順番に優先順位をつけてみてください。
例えば
- おもてなしにはこだわりたいから料理は節約しない
- お花は特にこだわりがないので、予算だけ伝えてフローリストさんにお任せ
- 衣裳は後悔したくないから、プランからのアップ料金を事前に決めておいて、その中で選ぶ
このように、こだわりポイントや予算を決めておくと、限られた予算の中で納得のお金の使い方ができます!
できる限りDIYする
結婚式のアイテムは手作りで節約できるものがあります。その代表的なものがペーパーアイテム。
ペーパーアイテムとは
- 招待状
- 席札
- メニュー表
- 席次表
- プロフィールブック
などが代表的なところ。
ペーパーアイテムはほとんどの式場では、持込料もかかりません。
手作りすると、式場で販売されているものよりも半分くらい、もしくはそれ以下の費用でできちゃいますよ◎
オリジナリティも出せますし、節約にもなる!と、一石二鳥です。
ただし注意したいのが、手作りはこだわり過ぎてしまうと「気づいたら、既製品を購入するよりも高くなっていた」こともあり得てしまうところ。
材料を購入するときには、予算を意識することも忘れないでおきましょう。
また結婚式の手作りアイテムとして、もう一つ人気なのが『演出ムービー』。
『演出ムービー』とは、おふたりの生い立ちを紹介する『プロフィールムービー』や、披露宴のオープニングに流す『オープニングムービー』など。
結婚式場で販売されているものは、1本5~8万円。
一方、手作りとなるとPCやスマホの動画編集アプリを使って、最も安い場合は0円で作ることも可能です!
編集ソフトも販売されていますが、1万円前後とこちらも式場で購入するよりもかなりお得です。
ただし、演出ムービーを持ち込む場合に注意したいのが、持込料はかからないけれどプロジェクター使用料がかかってしまうこと。
プロジェクター使用料は、会場によって費用が異なりますが3~8万円程度とみておきましょう。
「節約のためにプロフィールムービーを作ったのに、プロジェクター使用料が高くて結果的には節約にならなかった」
なんてこともあり得てしまうのです。
演出ムービーを手作りするなら、必ず事前にプロジェクター使用料を確認しておきましょう。
まとめ
結婚式に関わるお金のことをご紹介しました。
結婚式の費用平均は、382.6万円。しかもほとんどのカップルが「最初の見積もりからアップした」と答えていて、その額100万円以上!
一生に一回の結婚式とはいえ、予算は限られています。
賢く節約をして、納得の結婚式を挙げてくださいね♡