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結婚式当日に起こりがちなトラブルと対処法

結婚式当日に起こりがちなトラブルと対処法

 

結婚式は新郎新婦にとって、一生の思い出に残る大切な日です。数ヶ月、長ければ1年以上かけて、結婚式に向けてさまざまな準備をします。しかし、中には「入念に準備したにも関わらず、当日にトラブルが起きて式が台無しに」なってしまったケースも。

 

結婚式の準備は考えることが多いため、思わぬ落とし穴があることも少なくありません。とはいえ、人生の晴れ舞台をちょっとしたミスで悲しい思い出にしたくない、という方がほとんどでしょう。

 

そこで、この記事では「結婚式当日にありがちなトラブル」をご紹介します。また、それぞれの対処法についても詳しく解説。納得のいく結婚式を挙げるためのポイントをご説明します。

これから結婚式を挙げる予定の方は、必見です!ぜひ、この記事を参考に素敵な結婚式を実現してくださいね。

 

新郎新婦にありがちなトラブル

 

結婚式当日のトラブルで最も怖いのが、新郎新婦本人に直接関わるトラブルです。たとえば体調不良や、ご祝儀の金額トラブルなど。トラブルによっては思い出が台無しになってしまったり、当日の進行を変えなければならなかったりする場合もあります。

 

そうならないためにも、事前に起こりうるトラブルを把握して対策をしておきましょう。

 

持ち込み物の忘れ物

結婚式では、新郎新婦が自ら持ち込むアイテムがある場合があります。たとえば以下のようなものです。

 

・指輪

・リングピロー

・ヘアアクセサリーなどの小物

・ウェルカムボード

・手作りムービーのDVD

・ペーパーアイテム

・その他ウェルカムアイテム

 

これらを当日忘れてしまうと最悪の場合、演出や衣装などを変えざるを得ません。特に指輪やリングピローは、ないとリング交換ができません。演出が丸ごとカットになる恐れもあります。

 

せっかく進行を考えて必要なものも準備したのにも関わらず、当日予定通りいかないのは非常に惜しいことです。当日忘れ物をしないためにも、持ち物はあらかじめ持参しましょう。多くの式場は、事前に荷物の搬入が可能です。

 

プランナーに何日前から持ち運べるか確認し、事前に持ち物リストを作りしましょう。前日までに搬入し、プランナーと現地で漏れがないかチェックできると安心です。

 

当日の体調不良

当日に急に具合が悪くなってしまうケースもあります。たとえば緊張で急にお腹が痛くなったりすることも。予期せぬ体調不良を我慢しながらでは、結婚式の楽しさが半減してしまいます。そのため当日は胃薬や頭痛薬などといった常備薬を持参しておくと良いでしょう。

 

とくに新婦の生理がかぶってしまった場合などは、痛み止めなども携帯しておくと安心です。薬は控室の分かる場所に置いておくと安心です。また、体調不良を感じたら我慢せずにアテンドの人に伝えましょう。自然なタイミングで席を外させてくれるはずです。

 

もちろん、当日に体調を崩さないためには事前の体調管理も必須です。短期間で急激にダイエットをしたり、準備に追われて睡眠不足になったりしないよう気を付けましょう。

 

また冬にはインフルエンザなどにも注意が必要です。万が一インフルエンザになってしまった状態で式を強行すれば、ゲストのひんしゅくをかってしまう可能性も。

 

中には結婚式のキャンセル代を補償してもらえる「結婚式保険」という保険商品もあります。心配な方は、こうした保険を利用すると良いでしょう。

 

トイレが近くなってしまう

ドレスやタキシードなどの衣装で、何度もトイレに行くのは大変です。しかし、場合によっては緊張でトイレが近くなってしまうケースも。

 

できるだけトイレに行く回数を減らしたい方は、披露宴中に水分を摂りすぎずアルコールを控えるなどの工夫をしましょう。もちろん、トイレは我慢する必要はありません。むしろ無理して我慢していると、結婚式を十分に楽しめなくなってしまう可能性もあります。

 

もし挙式中や披露宴中にトイレに行きたくなったら、アテンドの人に伝えて連れていってもらいましょう。

スピーチの内容が飛んでしまう

緊張のあまり、考えていたスピーチ内容が飛んでしまうことも。結局スピーチがしどろもどろになってしまい、苦い思い出となるケースもあります。

 

そうならないためにも、スピーチは原稿を用意しておくと安心です。スピーチは必ずしも原稿を暗記する必要はありません。原稿見ていても、時折ゲスト席に目を向けながら話せば気持ちは伝わるでしょう。

 

特にあがり症の方や、覚える時間のない方は原稿を持っていくことをおすすめします。当日原稿を読む場合は、あらかじめプランナーやアテンドの人にも伝えておきましょう。良いタイミングで原稿を渡してくれる場合もあります。

 

ご祝儀の金額が合わない

受け取ったご祝儀の額が、人数と合わない場合もあります。こうしたトラブルが起きると非常に後味の悪い結婚式になってしまうでしょう。

 

「誰かが盗んだのか」と、ゲストに対して疑心暗鬼になってしまうこともあります。受付を頼まれた人も、疑いをかけられるようで非常に不安な気持ちになるでしょう。

 

このようなトラブルを避けるには、兄弟や叔父・叔母など信頼できる親族に預かってもらうことをおすすめします。また結婚式場によってはご祝儀を保管できる金庫のあるところも。ご祝儀の保管方法については、結婚式場と相談して決めましょう。

 

衣装を汚してしまう

新郎新婦にとって怖いのが、衣装を汚損してしまうトラブルです。たとえば料理やお酒をこぼしてしまったり、キャンドルサービス中にろうそくの熱でこげた跡ができてしまったりした場合など。特に自分たちでビュッフェやドリンクのテーブルサービスを行なう際には、最新の注意を払いましょう。

 

対処法としては、まず自分たちの食事をする際はナプキンをつけること。そして不安な人はブライダル保険やウェディングドレス用の保証制度を利用するのもおすすめです。適用できる保証制度については、結婚式場に問い合わせてみてください。

 

なお、通常のクリーニングで落ちる程度の汚れなら別途料金は請求されないケースが多数です。ただし衣装がひどく汚れた、または破れたり穴が開いたりした場合は別途料金を請求される場合もあります。

 

事故やケガ・トラブルに巻き込まれる

レアなケースですが、結婚式の直前に事故に遭う、または大ケガをしてしまうといったトラブルもあります。たとえば新郎が交通事故に遭い、入院したため結婚式が延期になってしまったなど。

 

非常に珍しいケースですが新郎が事件を起こして警察沙汰になってしまい、挙式ができなかったという事例もあります。

 

事故は予測できないものですが、できるだけ落ち着いて過ごすように意識しましょう。結婚式前は気持ちが高揚してしまいがち。しかし気持ちを落ち着かせ、粛々と準備を進めると良いでしょう。

 

また、結婚式を控えて夫婦仲が悪くなり、挙式をキャンセルするといったトラブルもあります。センシティブになりがちな結婚式前ですが、お互いに楽しい結婚式ができるようメンタルケアにも注力すると良いでしょう。

 

写真を満足に撮れない

「進行が押してゲストと写真をあまり撮れなかった」というトラブルはよくあります。また、「一番離れた席にいる家族との写真がなかなか撮れなかった」という声も。

 

とにかく写真をたくさん残したいという方は、進行打ち合わせのときにプランナーへ、「フォトセッションの時間を入れて欲しい」と伝えてみましょう。すると決められた進行の中でも、きちんと写真を撮れるよう時間配分を調節してくれるはずです。

 

また、「風景を映して欲しい」「料理を映して欲しい」といったカメラマンへの要望はあらかじめカメラマンへ伝えておくと安心です。また、2人の希望するアングルやポーズがある場合も同様。

 

カメラマンと直接話す機会が無い場合は、プランナーに伝えておきましょう。

 

メイクの仕上がりに満足できない

新婦にありがちなトラブルが、「メイクの仕上がりが思っていたのと違う」というものです。せっかくの晴れ舞台にも関わらず、不本意なメイクで出席するのは辛いですよね。

 

メイクは、1回でもリハーサルの機会を設けましょう。また化粧品によって肌に合わないものがある場合は、あらかじめメイク担当に伝えておくことも重要です。中には、自分が普段使っている化粧品を持ち込める場合もあります。

 

ヘアスタイルの仕上がりに満足できない

結婚式当日は新郎新婦ともに、普段とは違うヘアスタイルに仕上がります。そのため、「思っていたのと違う」というトラブルにもなりがちです。

 

ヘアスタイルについてもメイクと同様、リハーサルの機会を設けましょう。自分たちで任意の美容室に行く場合は、事前に予約をして本番同様にスタイリングしてもらうことをおすすめします。

 

衣装直しが不十分

結婚式では、トレーンの長いウエディングドレスや重量感のある和装など、普段着なれない衣装を身に付けます。そのため、式が進行するうちに着崩れてしまう場合も。

 

たとえば「トレーンがよれているのを直してもらえなかった」など、衣装直しに関するがっかりエピソードは意外と多いものです。着こなしが気になる方は、あらかじめアテンドの人に都度衣装を直してほしいと伝えておきましょう。

 

当日気になったタイミングで、それとなく伝えても問題ありません。もちろん衣装やメイクスタッフが常に状況を確認し、こまめに直してくれるケースもあります。

 

衣装がキツい・違和感がある

衣装に関するトラブルでよくあるのが、衣装がキツいまたは違和感があるといったものです。試着時から体型が変わってしまったりすることで起きることがしばしば。また、和装の場合は帯をきつくしめるため、圧迫感で気分が悪くなってしまう人も少なくありません。

 

こうしたトラブルを避けるには、控室で着替えた段階で無理せず衣装を緩めてもらうなどしましょう。ドレスや背広などは基本的にサイズ調整が利かないものですが、式場によっては代用できるサイズの衣装を探してもらえるかもしれません。

 

生け花やブーケがしおれる

ゲストテーブルやヘアアクセサリー、ブーケなどに生花を使った場合、花が途中でしおれてきてしまうことがあります。特に高砂には熱を感じるほどのスポットライトが当たっていることもしばしば。熱に弱い花だと、徐々に花びらがしおれてしまうことがあるのです。

 

結婚式場によっては、気を利かせて随時取り換えてくれることもあります。しかし、会場スタッフが気付かない場合も。もし気になるようだったら、アテンドスタッフに一声かけましょう。また、企画段階でしおれにくい花を選ぶのもおすすめです。

 

結婚式で泥酔してしまう

新郎によくあるのが、結婚式で泥酔してしまうというトラブルです。友人や家族全員に祝われ、気持ちよくお酒が進んでしまう方は多いでしょう。また、気持ちが高揚している分お酒の回りが早く、いつも以上に酔ってしまうことも。

 

このトラブルについては、自分たちでお酒の量を自制するしかありません。「いつもと同じくらい」ではなく、「いつもより控えめに」という心持ちが大切です。

 

悪酔いや体調不良などが心配な場合は、チェイサーとして水を手配してもらったり、ウコンドリンクを持参したりして対処しましょう。

 

ゲストにありがちなトラブル

 

結婚式の主役は新郎新婦ですが、出席したゲストにも楽しんでいってほしいものです。しかし、まれにゲストにトラブルが起きることもあります。また、ゲスト自身がトラブルの火種となってしまうケースも。

 

せっかくのおめでたい席にも関わらず、トラブルが起きてしまっては台無しです。ゲストにとって自分の結婚式が苦い思い出になるのは避けたい、という方も多いでしょう。そこでここからは、ゲストに関するトラブルと対象方法についてご紹介します。

 

スピーチを依頼したゲストが欠席

結婚式当日に非常に焦るのが、スピーチを依頼したゲストが欠席してしまうというトラブルです。この場合の対処法は3つ。

 

1つめは原稿だけ送ってもらい、代理の誰かにメッセージとして読み上げてもらうというものです。読むのは司会の人でも、ゲストでも問題ありません。

 

2つめは、即興のスピーチを誰かにお願いするという対処法。ただしこの場合は多くの人が抵抗を示すほか、即興のスピーチがうまく行かないことも考えられます。人前に出ることに抵抗がなく、快く引き受けてくれる人がいればお願いしましょう。

 

3つめはスピーチを丸ごとカットしてしまう方法です。進行表にスピーチと書いてあっても、司会から事情を一言説明してもらえればゲストも納得できるでしょう。

 

また、ゲストが欠席することを知ったらすぐ結婚式場にも伝えましょう。スピーチについても、プランナーや司会者、アテンドスタッフ含めて共有できると安心です。

 

受付を依頼したゲストが欠席

受付をお願いしたゲストが欠席するというトラブルもあります。もし新郎新婦がそれぞれ2人ずつ受付を配置していた場合、あまりに大規模な結婚式でなければ残りのゲストで対応してもらっても問題ないでしょう。

 

もし受付の人員を補いたい場合は、身内などに依頼するのが無難です。

 

ゲストが結婚式場までの道に迷う

結婚式場が駅から遠い場合や、分かりにくい場所に位置している場合、ゲストが迷ってしまうこともあります。最悪の場合、時間までに式場にだどり着けずに遅刻してしまうことも。

 

これが新郎新婦の両親や親族だったら、なおのこと不安です。遅刻して集合写真に入れないなどといった、二次的なトラブルにもつながりかねません。

 

ゲストに迷わず到着してもらうためには、招待状と共に道順案内を同封して送ると良いでしょう。多くの結婚式場では、最寄り駅から式場までの道順を示した案内を用意しています。

 

自分たちで招待状を作る場合でも、道案内の用紙だけゲストの人数分もらうことはできます。また、結婚式場が出している送迎バスがある場合には、こうした情報も事前にゲストへ周知しておけると良いでしょう。

 

ゲストが遅刻・欠席

ゲストが何らかの理由で遅刻、または欠席する場合があります。遅刻なら特にこちらで気を揉むことはありませんが、問題は欠席した場合です。席次表はともかく、用意した席を取り払い、席順を変えるなどの手配が必要です。

 

ゲストの遅刻や欠席の連絡が来たら、すぐ結婚式場に伝えましょう。また欠席者のために用意した料理は当日になると無料キャンセルできないことがほとんど。そのため場合によっては男性の多いテーブルに提供されることもあります。

 

キッズルームがなく困るゲストが発生

会場の設備をよく確認せずに招待すると、キッズルームがなく困るゲストが発生してしまいます。乳幼児用の設備や椅子などの手配については、あらかじめ式場によく確認しましょう。

 

また、子どもがいる場合は料理の提供についても注意が必要です。子どもの食べられるレベルに合わせたものを提供してもらえるのか、またその場合料金はいくらになるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

 

テーブルサービスが行き届かない

特に披露宴中、ゲストは会場スタッフに対してドリンクを注文することがあります。しかし、「中々オーダーを取りに来てくれない」また「提供が遅い」などといったトラブルが発生することもあります。

 

自分たちの結婚式で、ゲストには嫌な思いをして欲しくないものです。ゲストが満足できるようなサービスを提供するためにも、配置するスタッフの数などはあらかじめ確認しておきましょう。

 

たとえば8人かけのテーブル1つに対して1人の給仕スタッフが付けば、目が行き届かない可能性は低くなります。もし会社の上司の席など、サービスを手厚くしてほしいテーブルがあるなら、あらかじめプランナーに伝えておくと安心です。

 

アイテムやムービーの名前に誤表記が見つかる

席次表や席札などのペーパーアイテム、またはムービー上のゲスト名が間違っているというトラブルも少なくありません。自分の名前が間違っていたら、ゲストも興ざめです。こうしたトラブルを避けるには、事前確認を徹底するに限ります。

 

また、当日ミスに気付いたらできるだけ早く式場スタッフに伝えましょう。アイテムやムービーを作り直すことはできませんが、名前の違うゲストやそのテーブルのペーパーアイテムだけでも修正できるかもしれません。

 

泥酔して大騒ぎをする

ゲストが盛り上がってお酒を飲み過ぎ、大騒ぎしてしまうというトラブルも。結婚式はお祝いの席ではありますが、主役はあくまで新郎新婦。ゲストが主役に迷惑をかけるのは、もってのほかです。新郎新婦としても、気持ちの良いものではありません。

 

近年では、ゲストの泥酔やバカ騒ぎといったトラブルを回避するためにウコンを用意する新郎新婦が増えています。ウェルカムアイテムとして置いておくことで、悪酔いするゲストを1人でも減らそうという作戦です。

 

また、式場スタッフにあらかじめチェイサーの用意をお願いしたり、ソフトドリンクの種類を充実させるなどといた対処法もおすすめです。

 

呼んでいないゲストが来る

本当にあって非常に怖いのが、招待していないゲストが来るというトラブルです。席も料理も用意していないゲストが来てしまい、新郎新婦は唖然。追い返すわけにもいかず、急きょ式場スタッフに伝えて席を作ったという事例もあります。

 

来てしまったらその場でできる限りの用意をするしかありませんが、こうしたトラブルは未然にある程度防げるものです。

 

たとえば友人同士で食事をするときやグループラインで話をする際、呼んでいない人がいる前では結婚式の話題を出さないようにしましょう。結婚式に呼ぶ人は個別で連絡をするか、別途連絡用のグループラインを作っておくと安心です。

 

他のゲストも呼ばれる人が理解でき、呼ばれない友人にあえて話をすることもないでしょう。

 

会場を汚す・破損させる

ゲストが料理やドリンクで会場を汚す、または破損してしまった場合、新郎新婦が結婚式場から清掃費や修繕費を請求されることもあります。もっとも、常識の範囲内の汚れであればめったに請求が来ることはありません。

 

しかし、たとえば絨毯の敷かれた会場で突如ビールの掛け合いを始めてしまった場合などは、通常のクリーニングでは原状復帰できないこともあります。

 

はじめからこうしたトラブルを想定する新郎新婦は少ないかもしれませんが、心配な方は万が一のときに結婚式場がどのような対応をするのか問い合わせておくと安心です。また、小さな子どもがいる場合は気を配ってもらうよう、スタッフにあらかじめ指示しておけると良いでしょう。

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